今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

東北を思ったこの一年

 先日、東北から来た旧友と一杯やったことを語ったが、そこで、やはり東北のことを思いながらこの1年が過ぎるなと感じた。
 東日本大震災が起こる前年の夏、私は妻を連れて岩手県三陸地方の宮古に行った。青春を過ごした東北にて夏のバカンスを過ごしたのだ。
 東北は私にとって、青春の日々を過ごしたところ。やはり、思い入れがあるからこそ、そっち方面に目が行った部分がある。
 その宮古東日本大震災にて津波の被害甚大であったことは、やはり、大きな衝撃であった。

 それから日がたったものの、東北が元通りというわけではない。福島では帰れない土地が厳然としてあるし、鉄道も完全復旧ではないと聞く。
 今年、NHKの朝ドラ、あまちゃん が大ヒットした。三陸地方を舞台とした、東北復興の願いを込めたドラマで、これは懐かしさもありのめりこんだ部分があるが、今日の紅白でも「あまちゃん」色がかなり出ていて、あまちゃん好きであった私には感涙ものであったわけだが・・・やはり、東北を思ったわけだ。

 東北から来た旧友が、今年は、楽天イーグルス優勝で沸き立ったとのことを話してくれた。
 そうか、思い出した。
 私のいた頃は東北を本拠地にする野球チームはなかった。そこに野球チームができて、優勝となれば、やはり大震災で被害を受けた東北としては感動であろう。 
 私自身、東北に行く前から、夏の甲子園高校野球で、白河の関を超えた優勝高校がいない(要するに東北以北の高校は優勝していない)と知っており、応援するなら東北以北を応援してきて・・・東北で青春を過ごし、社会人になった以降も、北野チームを応援してきたら、北海道の駒大苫小牧高校が優勝してたいそう喜んだものだ(やったね、北海道・駒大苫小牧高校、夏の甲子園優勝!!〜初の白河越え、津軽海峡越え〜 - 今日の一語り(はてな Ver.)と語っている)。

 東北を思い続けてきたが、東北の旧友が楽天について語ってくれたことで、そうか・・・と思い出した。
 そして、楽天が優勝した時に「まーくん」こと田中将大投手がFUNKY MONKEY BABYSの「あとひとつ」の曲に乗って出てきたということで、なんか、奇な縁を感じた。あまり歌とかを聴かなくなっていた私が、今年はまったのが同じFUNKY MONKEY BABYSの「ちっぽけな勇気」という歌。珍しくヘビーローテーションで聴いていたが、どっちもいい歌だなと思いながらである。
 また、白河越えどころか津軽海峡越えを果たした駒大苫小牧のエースが「まーくん」であり、その「まーくん」が東北は仙台本拠地の楽天に優勝をもたらしたのは感動的だなと。

 今年一年は、東北について要所要所思った、そして、思い返した一年だったなと思いつつ。