今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

旧知の友と東京駅にて逢う

 東北は仙台の地にて一緒に過ごした旧知の仲間達とそれこそ卒業以来逢うという人たちも含めて会合を持った。
 東京駅付近にて。

 全国的範囲に及び活躍しているので遠路来る友もあり、東京駅というロケーションになったのは趣深い。

 かの石川啄木が「ふるさとの訛なつかし 停車場の人ごみの中に そを聴きにゆく」と歌った停車場は上野駅であった。関東生まれの私としては、長年、北に行く列車は上野発、西へ行く列車の起点は東京駅という棲み分けができていて、そんなものだと思っていたが、今や東京駅は北にも西にも新幹線の起点となっており、全国どこから来てもそこで集まるには好都合なのである。

 東京駅もリニューアルしたと言うことで近年話題になった。
 東京駅の向かい側にある郵便局もリニューアルして、その上層階をビルにして、ちょっと洒落がきいているが、KITTEというビルにしている。今回の会合のセッティングをしてくれた友が、その上の高級な和食屋さんをセッティングしてくれたのでそこで久々の再会とあいなった。

 その上から見る東京駅。新しくなった東京駅である。

 東京駅は変わった。仲間も私も年を取ったという変化はある。

 でも変わらないものもある。その変わらないものを感じながら逢い、話すのはとても楽しかった。

 別れがたく、4次会まで東京駅周辺にて飲んだりしていた次第であった。

 今回の会合を設けてくれた友、そして集まった仲間へ言いたい、ありがとう。