今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

正月のシベリア

正月のシベリアと言われて、地名のシベリアを思い浮かべるとわけがわからないが、シベリアという菓子パン的なものが思い浮かべていただきたい。

以前いたところの近くのパン屋で、シベリアと称されたパンがあって食べたのがシベリアとの出会いであった。中がアンコなのかと思いきや羊羹みたいな感じで、周りがカステラ生地かな。最初の出会いの時はなんだか美味しくないなぁと思った次第。

その後、神奈川県は横浜を中心に伝統的に作られてきた、菓子パンであると知り、なるほど、アンパンもそうであるが、西洋的なものを日本人が作ろうとして出来た絶妙なものなんだろうと思うと、味わいが深まる気がした。

シベリアの代表的なお店と言えば、桜木町駅から野毛方面に歩くとある、コティベーカリーだろう。

横浜桜木町 シベリアのコティベーカリー

正月二日に横浜方面に初売り買い出しに行った帰りに野毛あたりを散策して、伝統的飲み屋街である野毛ではあるが、正月二日には全然開いておらず、しかして、このコティベーカリーは、シベリアと甘食のみの販売であったが開いていたので、記念にひとつ買って帰った次第。

柔らかい羊羹をカステラ生地で固めた感は変わらず。なんか懐かしいとともに、正月らしい感じがあるな、こういう懐かしさを感じる食べ物はいいなと思った次第。
正月らしい料理というのは餅とかおせちだけではないんだなとか感じたよ。