コロナ禍の今、外食もためらわれるが外食はしたし。ということで、テイクアウト血道を上げる今日この頃というところ。そんな中テイクアウト関連で興味深いニュースを知った。
「野毛おでん」が初のテークアウトランチ おでん7種と茶飯 - ヨコハマ経済新聞
そうかぁ、野毛かぁ。野毛は神奈川県は横浜市、JR線の桜木町駅と京浜急行日ノ出町駅の間に広がる、一大飲み屋街で、大好きな町。ネガティブに言えば場末感とも言うが、愛すべきB級グルメ街と言って良い。ハゼ釣りで訪れることも多かったので、ついでに飲むことも稀にあり、すごく好きなのだが、コロナ禍で行けなくなって久しい。そこのテイクアウトがと聞き行ってみた。
なんか、いわゆる場末的感覚の野毛とは近所だけど少し趣の違う吉田町に店はあった。野毛と言うより伊勢佐木町に近い感じだったが、なるほど、もともとは野毛の屋台から始まったおでん屋さんだから野毛おでんかぁ。
吉田町は私たち夫婦が愛する鶏屋さん・・・梅や さんがあるところ。梅やさんもなかなか上品な鶏屋さんだが、この野毛おでんさんも上品な感じ。注文してお弁当を待つ間、お茶まで振る舞ってくれて、うれしい。
ある意味上品さが漂うのが吉田町なのだろうか。
『野毛おでん』で、おでん定食のテイクアウトをば買ってきた。
紙袋に入れてくれた。
茶飯が素敵。また、真っ黒のつゆは、長年継ぎ足しで受け継いできた伝統の出汁らしい。うむ、素敵。
いやぁ、すべてに味が染み染みでうまいことうまいこと。名物は大根、真っ黒な大根だが、本当にうまい。すべてうまい。妻と共に感動しながら食べたよ。
新潟の麒麟山酒造のグリーンラベルの「純米 きりんざん」ととても良く合う。
幸せなひとときをくれてありがとう。このおでん定食、これで1000円なのだから安いと思うよ。
野毛おでん、今回初めて知ったのだけれども、いやぁ、たいそうな名店でした。ごちそうさまでした。