今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

ドラマ「危険な斜面」2000年版を見た

 危険な斜面 - Wikipediaという松本清張さんの書いたストーリーがある。
Wikipediaによると8度もテレビ化されたようだが、2000年版を見た。田中美佐子さん、風間杜夫さん主演のもの。
まぁ、動画配信サービスで見られたから見たと言うことと、まぁ、私は松本清張さんのストーリーが好きで、その映像化されたものは必ず見ている(妻も黙って録画予約してくれるくらいである)ため、なんか面白そうかなぁと見てみた次第。今から15年前の映像であるため、田中美佐子さんも風間杜夫さんも若いなぁというところだが、見応えはあった。ストーリーは、松本清張さんらしい人間の暗部をえぐる感じか。

 田中美佐子さんは、だいたい40歳くらいのころ、その年としてはものすごくきれいに思える。また、その後、高齢出産をしたということを思うに、まぁ、今見るとそんな感慨にもふけれる。

 ストーリー自体はなかなかいい。人間というのは弱いものだなと思う次第。

 それにしても、代表作「点と線」以来、鉄道を使ったトリックは松本清張さんの代表的なトリックだが、本作にも使われていて、ブルートレインが使われていた。
 僕が子どもの頃、一番あこがれていたのがブルートレインなのだが、ブルートレインというのは今やないことを思うに、このストーリーも不朽かと思うに、その舞台立てのブルートレインがなくなってしまうと、実感を持ってこのストーリーを見ることができる人も少なくなっていくのだなぁと思うに、寂しいかな。

 ブルートレインとは、国鉄→JRが走らせていた寝台特急の愛称である。