今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

雪の前の日に、雪な映画を見たらすごい映画だった

映画「スノーピアサー」 - Yahoo!映画 を見たんだ。

先週の金曜日にテレビでやっていたものを妻が録画してくれていたという次第。
地上波初放送ということで、新鮮味があるということだと思う。なるほど。

何の気なしに昨日見始めたら、これがかなり面白い。Yahoo!映画とかのレビューでは点数は低いが、それを知らずに見始めたのだが、私は面白いと思ったね。

ストーリーもなかなか印象的。格差社会や、階層・階級の矛盾。富裕層のおごり。権力者の横暴等を比喩したものと思われる。

役者がとてもうまい。面白いことに、韓国・アメリカ・フランスが制作国。なるほど、だから、ソン・ガンホさんとか韓国系の俳優さん達もいるんだね。それがまた、不思議な映像としての印象深さを残すから面白い。

フランスのコミックが原作らしい。なるほど、それなら理解できる。そもそも、フランスは格差について結構考える風土があると思うんだよね。少し前にかなり話題になったピケティの経済理論も、資本主義は格差を拡大するという話だったと思うが、フランスの経済学者だしね。格差社会の矛盾みたいなものを比喩的に表現している映画と思ったので、なかなかに興味深かった。

舞台が、氷河期の地球みたいな設定だったので、雪な映画なんだが、見たのが昨日。今日が関東地方では関東としては大雪で交通マヒが起こったことを考えれば、なんか奇な縁であると思わぬでもなかった次第。