今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

重曹お好み焼き

 2016年3月25日の日記です。
 重曹という化学物質はなんか好き。
 若き頃、化学を勉強していたりもしたが、まぁ、無機化学では水酸化ナトリウムとか炭酸カルシウムとか、無機物質名にちょっと日本語が付け加わる感じだけれども、重曹だけはいきなり日本語で日本語で終わるという響きがちょっと目を惹いたんだよね。まぁ、化学名としては炭酸水素ナトリウムという物質名だけどね、別名、重曹
 炭酸水素ナトリウムという無機的な響きからはなんか食べたらまずそうなのだけれども、食品添加物としては一般的なものである。
 そう、ふくらし粉とかベーキングパウダーと言われる膨張剤としても使われる。
 また、アルカリ性の水溶液を作り、そっち方面で清掃のための焦げ落としとしてもゆるやかな化学反応ながらもじっくり落としてくれる洗浄剤として重宝するものである。
 かように、炭酸水素ナトリウムという無機的な名前からは想像できないほど、生活にすごく密着している物質で、洗剤としても食品添加物としての二刀流を振るうという点で、なんか好きになっちゃたんだよね。
 そういう生活密着感としては炭酸水素ナトリウムという化学名ではなく、重曹という名で親しまれているようだ。
 そして、ドラッグストアで洗剤として重曹と売っていることもあるし、食品売場でふくらし粉として重曹として売っていることもある。

 その重曹を使ってお好み焼きを作ってみた。
 

 山芋をすり下ろして入れるとお好み焼きがとてもふっくら柔らかにできるということは有名であるが、山芋をすり下ろす手間はかなりのもので、省略。そこで、重曹の出番。
 重曹を混ぜて焼くと、今までないほどにふっくら。
 なるほど、さすがケミカルの力。

 美味しく頂きました(^-^)妻も喜んでくれた何より。