この前の土曜日、ノーベル平和賞を「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」が受賞したということを朝日新聞の記事で読んだ。その中で、漫画家の こうの史代さんがコメントを語っていた。
その記事と一緒に描かれていたこうのさんの挿絵を見て、妻が興味を持った。
私も、こうのさんの絵を見て、結構ヒットしていた、「この世界の片隅に」の絵だなぁと。
実はこの映画は見に行こうとも思っていたのが、自分自身近年うまくない人生にかなりまいっていたので、見に行けなかったのだ。気分的に。
しかして、妻も興味を持ち、私も興味を持ったので・・・
こうの史代さんの代表作を読んでみた。
- 作者: こうの史代
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2004/10/12
- メディア: コミック
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こちらである。
重かった・・・本当に重かった。
妻は絵にも興味を持っていたようだが、私はストーリーを主に。
原爆を扱ったストーリーだが、なるほど、こういうテーマ立てもあるのかと思わさせられた。
戦後も長く差別を受ける被爆者という側面をえぐり出しているが、本当にそういうことはあったんだろうし、痛く感じた。福島の原発被害者への差別に通じる。
暗いし疲れるし、今の私にはキツい部分もあるのだが、平和を考える上で、貴重な文学的なマンガだと思ったよ。