今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

こうの史代さんの漫画にはまる

この前の土曜日、ノーベル平和賞を「核兵器廃絶国際キャンペーンICAN)」が受賞したということを朝日新聞の記事で読んだ。その中で、漫画家の こうの史代さんがコメントを語っていた。
その記事と一緒に描かれていたこうのさんの挿絵を見て、妻が興味を持った。
私も、こうのさんの絵を見て、結構ヒットしていた、「この世界の片隅に」の絵だなぁと。

実はこの映画は見に行こうとも思っていたのが、自分自身近年うまくない人生にかなりまいっていたので、見に行けなかったのだ。気分的に。

しかして、妻も興味を持ち、私も興味を持ったので・・・
こうの史代さんの代表作を読んでみた。

夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)

夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)

こちらである。

重かった・・・本当に重かった。
妻は絵にも興味を持っていたようだが、私はストーリーを主に。
原爆を扱ったストーリーだが、なるほど、こういうテーマ立てもあるのかと思わさせられた。

戦後も長く差別を受ける被爆者という側面をえぐり出しているが、本当にそういうことはあったんだろうし、痛く感じた。福島の原発被害者への差別に通じる。

暗いし疲れるし、今の私にはキツい部分もあるのだが、平和を考える上で、貴重な文学的なマンガだと思ったよ。