今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

京浜ベルトの特徴

2018年4月20日の日記です。 
 京浜ベルトと呼びたい - 今日の一語り(はてな Ver.)と昨日の語りで語ったが、なぜ私が京浜ベルトと言って特徴付けたいかを語ってみたい。
 京浜ベルトは従来、重工業の工場労働者がたくさんいた場所で、また、なぜ湾岸に工場があるかと言えば、船による輸送に便がいいから。となると、工場労働者や港湾労働者がたくさんいたわけで。
 もちろん今もいるわけですが、大幅な機械化でその人数は少なくて済むようになっているからして、昔ほど人はいないわけですけどね。

 そうなると、要するに労働者の町として形成されるわけですよね。

 一番の特徴が、安くてうまいメシを供給するお店が多くなる。
 ここが私の一番大好きな京浜ベルトの特徴。
 ラーメン新世、東扇島店 - 今日の一語り(はてな Ver.)
 新世のサクサクチキン - 今日の一語り(はてな Ver.)
 で語ったような、鶴見や川崎に点在するラーメン新世なんてまさにその代表格だと思うんですよね。
 安くて量が多い、そしてうまい。肉体労働者のためのお店ですよね。

 あと、工場労働は結構早く終わったりすることもありますし、昔は3交代で24時間操業していたところも多く、今もそれはあるとは思うのですが、朝に上がった人なんかは朝から呑みたい。
 となると、朝から気軽に呑めるお店が少し残っていたりしますよね。
 酒屋がちょっとしたカウンターを作って原価に近い値段で酒を出す角打スタイルの居酒屋も多いのが特徴で、私も何度も行ってここで語っていることもありますからご存じの方はご存じでしょうね。
 川崎や鶴見と言ったところには多い。
 なかなか魅力的です。あまりお酒は飲まない私ですが。

 そして、これは工場があることとは関係ないのですが、温泉が結構あるんですよね。黒湯のが。
 温泉法の定義にはありませんが、植物性泉と呼ばれるもの。まぁ、多摩川とかで運ばれてきたんでしょうか。植物の化石的なものが埋まっていてそれで黒湯が出てくる。東京の大田区なんて多いですよね黒湯温泉。これが温まっていいんです。川崎・横浜にも結構ありますよね。それこそ京浜ベルトには黒湯温泉が多い。

 いいことずくめに思えますが、そうでもない部分も。まぁ、工場労働者系の方々主体の地域となると荒っぽかったりします。治安もお世辞にもよいとは言えない部分もあるでしょう。そして、よくなったとは言え、産業道路とか首都高速とかばんばん通っていますし工場も排煙は出していますから、空気はきれいとは言えないでしょう。

 そんなところが京浜ベルトの特徴でしょうか。