今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

カツオ徒然

学生時代、ひとり暮らしを始めた当初、自炊をするじゃないですか。
 私にとって刺身ってとてもごちそうで、まぁ、切ればいいんでしょと刺身系統をよく買っていたのだが、マグロとかは高いわけで、安いしでかいしで、カツオを買ったことがある。
 青葉城のある仙台だったので、目に青葉山ホトトギス初鰹というわけでもないだろうが、カツオがでっかく売られていたのだ。
 ただ、その裏に皮がついたままということで、剥がすのにえらく苦労した。
 関東住まいの昨今、皮付きのカツオはなかなか見当たらない。すごいな仙台。
 ということで、皮はうまくむけずちょっともったいないことになったのだが・・・母親とかにはなにやっているのと、今の言葉で言えばディスられたのだが、まぁ、それくらい刺身が好き。
 今じゃ、自分でアジを釣ったりして刺身も自前でという技さえあるのだがね。
 でも、やはりカツオって安いよね。
 炙ってあるカツオのたたきの冷凍物が安く売っていたので買ってきた今日。 
 友人の奥さんが振る舞ってくれて美味しかったので、わが家でもよく作るようになったものを作った。

 アボカドと大葉(シソ)を和えて、混ぜるんだよね。ニンニクとワサビをチューブのものを混ぜて、醤油とレモン汁を入れる。
 そう、ここでも罠があって、炙りカツオたたきの冷凍物はかなりカチンコチンだからよーく解凍しなければならない。でないとうまくない。解凍は空気中より水、流水で溶かすのが良い。
 
 そう、これも釣りをしていて体感したことなんだよね。冷凍アミコマセを解凍するのには水に入れなければ全然溶けない。また、水もすぐに冷たくなるから、それを替える必要があることがやっているとわかる。だから流水が理想的なんだよね。
 その経験から、結構流水できっちり解凍したから、この料理がうまくできた。
 うまかった。