今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

物理学的な映画だったけど面白いというなかなかの名作だったと思う

 最近、何を食べた、何を釣ったという話が多かった。以前は結構映画を見たという話をしてたのだが。語っていないだけで、映画は結構見ているが、映画館に見に行くことはきわめて少なくなったと思う。というのも動画配信サービスとかでも封切上映終了後そんなに間もない映画が見られたりするから。とまれ、結構、映画は見ている次第で。

 久々に映画論として語ろうと思う。

 今回見たのはこちらの映画。

movies.yahoo.co.jp

 知人が映画館で見たとのことだったので、興味があったのだが・・・まぁ、映画館に見に行くことはなかった。最大のネックは169分という時間の長さだろう。もう、年も年ゆえ、トイレが気になるし、そもそも眠らずにいられるかという問題もある。そして、もし自分にとって面白くなかったときその時間を待てるか。

 そう、時間返せよという映画だったら、お金払って時間が短ければともかくねぇ・・・という危惧もあり、よほど見たい映画でないと映画館まで行けぬのだが。

 とまれ、もうこの映画も4,5年前の映画になり、動画配信サービスでも出され始めたので、見てみた次第。

 なるほど、こりゃ面白い。

 刺激的な面白さじゃないんだよ。初めのうちなんて冗長かもしれない。背景説明的な部分も多いし、いきなりアクションがすごいとかいうわけでもないし。

 ただ、評価が高いのも納得の段々面白くなってくる展開。どうなるんだろうと引き込まれてくるが・・・やはり長いね。せっかくの動画配信だから数日に分けて細切れに見たが、さて、次を見ようという気にはなる展開だからいいのではないか。

 単純に見ても面白いかもしれないが、物理の用語を知っているともっと楽しめるのかなぁ。

 相対性理論とか量子力学とか天文物理学とか。

 次元の話とかはそのへんの基礎知識があってこそ分かるし、この星では時間の進みが・・・とか言う話はそのへんの基礎知識、というか、概念的なものは知っておいた方が楽しめると思った。そうでないと、少し暇になってしまうかもね。

 あぁ、そんな話もあるよねぇと思いながら物理学的なことを思い出せたのが私としてはとても面白かった。まぁ、形を変えたタイムトラベルものという部分はあるが。

 ドラえもんとかもタイムトラベルものだし、時をかける少女とかもそうなのだが、そういうなんかタイムトラベルを非現実のものとしてファンタジー化しているものに比すると、ちょっと未来には現実になるかもと思わせるリアルさをもってストーリー展開されているのがこの映画の最大の面白味なんじゃないかな。

 実際、物理学上タイムトラベルは理論上可能なのだろうし、どうやら物理学者もこの映画の作成に関わっているようで、その意味ではリアル感強く、そのへんが良かったよ。

 この映画を私に知らしめてくれた知人は物理は大の得意だったので、えらく面白かったんじゃないかなぁ。