今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

連休最終日は読書の日

 さて、今年はカレンダー繰りにも恵まれ、年末年始が長期休暇の様相を呈していた。

 昨日までは友人と会合したり、旅行・散歩をしたり、人並みに福袋獲得合戦に飛び込んだりと活発に動いていたのであるが、長期休暇の良いところは、普段は忙しさに取り紛れてできなかったことができること。

 そのひとつに読書がある。

 インターネットだ、動画配信だと刺激的なアトラクションが満ちあふれている現代、活字を追うっていうのはなかなかしないかもしれない。仕事で書類を読み書きする以外はかったるいという人も多かろう、特に若い世代に。図書館とか行くかなぁ・・・最近の若い人は。余暇時間は、YouTubeなりニコ生なり、動画を眺めているって人も多いのだろう・・・ユーチューバーという職業も成り立っているくらいだから。

 まぁ、映像表現は気軽だし刺激も強いし面白いから私だって妻だって見たりしてるけどさ、そもそも活字で思考する世代だったから、読書とかしたいのよね。趣味読書って言っていた時代もあるくらいだから。

 ただ、日々の忙しい日々だと読書ってなかなかできない。やはり、仕事をしないで学業専念できていた頃は今思えば本当に贅沢だったなぁと思い返す。色々なジャンルの本を読みあさって知識の幅を広げていたと思う。実は今持つ私の知識の基盤はその頃に涵養されたものであると思うのだ。

  図書館とかに行くと読みたい本を借りてしまうが、結局日々の繁忙に追われ、読まずに返すことになってしまうことが多い。それがもったいなくてね、最近は借りる本も絞っているけど、それでも流しちゃうことも多い。って、数学とか物理学とかなんか難しめなのを借りちゃうからかなぁ。

 とまれ、長期休暇の最終日はゆっくり家でごろごろしながら、昼寝と読書の日々、まれに松尾ジンギスカンを焼いたりって感じか。

 借りていて読まなきゃとずーっと思っていた次の本をそれなりに読んだ。 

コーヒーの科学 「おいしさ」はどこで生まれるのか (ブルーバックス)

コーヒーの科学 「おいしさ」はどこで生まれるのか (ブルーバックス)

 

 コーヒーって下手の横好きで、いろいろこだわっていたけれども、バリバリの科学者の著者の書くこの本はかなり科学的でその分読むのに躊躇していたが、読み始めたらなかなか興味深い。フィルターコーヒーとかは

 透過抽出と浸漬抽出の違いとか分かったりしてね。フィルターコーヒーとかエスプレッソとかは透過抽出だけど、ターキッシュコーヒーとかは浸漬抽出だなとか。

 大人になるとずるくて、分かった振りをするけど、浸漬抽出って読めますか?余裕のあった今日はそれも調べたりして。妻が漢和辞典で「漬」の音読みを調べてくれたりして、私も私なりに調べて。

  浸漬抽出は「しんしちゅうしゅつ」と読むらしい。まぁ、慣用的には「しんせきちゅうしゅうつ」とも。「漬」の音読みは「し」なんだけど、読みづらいから、そのつくり部分の責の「せき」で読んでしまうのもありみたいで。

 そういう風に調べながら読書をしたけど、これってやっぱり必要だよなと思ってみた。なんでもググればいいってわけじゃないよなと。

 せっかちなこの世の中だけど、ゆっくり自己の教養を涵養することもいいでしょ。