今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

人はなぜバクチにはまりつづけるのか

 博打、ギャンブルほど魅力的なものはなかろう。

 ある程度は取り締まられるが、ある程度は許容されている。

 競輪、競馬、競艇オートレースと言った公営ギャンブルしかり、不確定性のある勝負事という意味ではパチンコだってそうだろう。宝くじもその類に入れられるのだろう。もっと大きな意味では株式とかの投資とかだって不確実性の観点ではそれらの類に入れられよう。

 私が今はまっている釣りだってバクチだ。釣れるも釣れぬも魚次第だから。

 バクチが抜けにくいのは心理学的には明らかになっている。

 当たるとうれしい、儲けると嬉しいという心理学的強化がバクチ的なものでは勝った時に人になされるわけだが、必ずそうなるという完全な強化だと抜けやすい。たまに当たるという部分強化は抜けにくいのだ。

 それはそうだよね。これをやれば必ず儲かると分かっていれば、やめやすい。仕事をすればお金が手に入る。でも他に嫌なことがあるからすぐに仕事はやめられる。

 いつ当たるかわからない、でも当たるとうれしい。そういうのが部分強化だから抜けにくいのは直感的にわかるよね。

 そのような心理学的過程はよく理解しているが、釣りにははまっちゃったね。

 それ以上にバクチ的なものには手を広げないようにしたいと思う今日この頃。