釣り場での古き良き伝統として余ったエサを残る釣り人に渡していくという慣習がある。
冷凍アミエビは解凍して使うが余ってしまったりする。余ったら海に撒いてもいいのだろうが、使いますか?と分け与えてくれる方には助かったことも多い。私自身は冷凍アミエビは切り分けて一回分に分けているので余ることはあまりないが、余った者をもらえて長めに釣りができて爆釣したこともあるし、そういう時はもらってありがたかったということになる。
また、アオイソメ等の虫えさも、余りがちだ。これは冷蔵保存していれば数週間使えるが、まぁ、持って帰って冷蔵庫にそれが入っているのをよしとする奥様も少ないだろう。持って帰れないお父さんも多いのだろう。うちは持って帰って野菜庫に入れておくけどね。理解ある妻には感謝であるが・・・。
子連れのお父さんが、要りますか?と虫えさを渡してきた。私も虫えさであるアオイソメを使って釣りをしていたので、ありがたく頂くことにした。
でも、アオイソメとはちょっと違う。なんですか?と問うと、ジャリメとのこと。
ありがたくいただきました。
さて、ジャリメってなんだろう?それで昨日とか今日とかハゼ釣りをしていたんだけど、アオイソメよりはかなり細めの虫えさであった。ジャリメ。
調べてみるとかような記事が出てきた。別名 石ゴカイ と呼ばれているらしい。
なるほどねぇ・・・そう言えば、私が始めて海釣りしたのは小学生の頃だったろうか。友だちと一緒に、うちの親とそちらの親と一緒に、神奈川県は横浜市金沢区の金沢八景に釣りに行った事を思いだした。その時はゴカイを使った。今じゃアオイソメが虫餌の代表格だけど、誤解が主流だった40年近く前。石ゴカイをもらって思い出したこと。
私にとって初めての海釣りだったんじゃないかな。
振り出しの延べ竿で、簡単に大量に釣れた。今や神奈川住まいだから、金沢八景に行ったりもするが、そんなに釣れないなぁ。なんか開発が進んだのかな。延べ竿の釣りは面白そうだけど探れる範囲が狭いので、今はリール専門になっている。
当時は、東京湾って汚染の進んだ海って意識が強かったので、え?ここの魚食べるの?って思っていたことを思い出すし、そこで釣ったハゼが天ぷらとして出てきて結構うまかったから、意外に思ったものだ。
それから、遠くの地方に住んだりしながらも関東に戻ってきて、50歳近くなって、東京湾の魚を釣りまくって捌いてさ・・・食べているなんてね。今でも東京湾はきれいとは思えないけど、それでも多くの魚種が釣れるし、思えば、東京湾で釣って食べているのがアジ、サバ、カタクチイワシ、ウルメイワシ、マイワシ、タチウオ、カサゴ、サッパ、コノシロ、コハダ、ハゼ、スズキの幼魚、メバル、メジナ、キビレ、キスとかとか、数え切れないくらい釣ったし食べた。
今は釣り場が混みすぎて、比較的空いていた汽水域のハゼ釣り場とかも混み始めていて、ハゼ釣りとをしながらなんとか釣り欲を満たしているが・・・。
幼き頃やっていたハゼ釣り、それが釣りの原点になり、いまでも続けているのだなぁと思ったりしてね。
今日の釣れてくれてありがとう。ものすごく小さいハゼ。離しました🤗