週末に全く釣りをせぬとなると非常に寂しい。
寂しく思うほどの趣味というのは大事にした方がいい。加齢に伴い、刺激に鈍感になってきて基本的エネルギーが減ってくると何をするにも億劫で寂しいよりも億劫が上回り、出かけなくなるからして。
と言うことで釣りに出かけることにした日曜日だが、バンバン釣れて楽しいアジ釣りは、釣れるのが一瞬で待ち時間が長い、うまくその時間にいれれば良いがそういう時間は潮加減で推定されるので混み混みで疲れる。
要するに変動幅が大きい、ボラティリティが大きい釣りでハイリスクハイリターンであるのがアジ釣りだからして、寒い中、通勤列車のごとく混み混みの釣り場でじっと連れるまで待つのは避けたいからして、ボラティリティの小さい釣り、ハゼ釣りをすることとした。
この寒くなった時期のハゼは、落ちハゼと言われ、大きさは成長して大きくなるのだが、絶対数が少なくなるのかなかなか釣れない。
でも、裏切らず釣れてくれたのはうれしい。
一番下、右のがウロハゼ。あとはマハゼかな。5匹も釣れたからうれしい次第。大きいしね。さすが落ちハゼ。
疲れていて、その日のうちには捌けなかったりしがちだが・・・
今回はがんばった。
その日のうちに捌いて、天ぷらにまでしたんだ。
そう言えば、江戸時代、元は湿地帯だったからだろうか、江戸にはハゼがたくさんいたそうで、屋形船で客が釣ったハゼをその場で捌いてすぐに天ぷらにして供したという話も聞いたりするくらいだから、慣れてくれば、さっと天ぷらにはできるんだけどね。
なぜか、次の日の弁当は・・・
豚肉とスティックセニョール。
あれ?次の日の弁当ダネとして一生懸命揚げたつもりなんだけどなぁ。
妻になんで?と問うに、「豚肉買っていたから」という謎な答えが返ってきた。
豚肉はとっておいて次の日に使うという手はなかったのだろうか。まぁ、妻には妻の論理があるのだろう。
夜に食べれば良いじゃんと、その日の夕食に、ハゼ天は出てきたんだけどね。
そんな感じであった、釣ったそばから作ったハゼ天の次第。