今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

こっこ という静岡のモノ

 私は今は神奈川県民。神奈川も広いもんでお隣に東京もあれば静岡もあれば山梨もある。山という障壁がないため東京にはよく行く機会があり、東京のベッドタウンとしての機能も神奈川には充実しており、神奈川都民なんて言葉もあるくらいだ。

 だから、神奈川は独自のアイデンティティはないわけではないが、圧倒的な東京の影響力のもとその二次コピー的存在にもとらえられがちだ。

 それに比して同じお隣でも、静岡や山梨は神奈川とは大きな山の障壁があるせいか融合するよりも、静岡、山梨はその独自性を遺憾なく持っているものも多いだろう。独自性は枚挙いとまないのでいちいちはあげないが、山梨のほうとう、静岡のおでんとか食べ物ひとつとっても他にないモノがあったりするよね。

 

 今回はニュー大河視聴の感激と共に源頼朝の跡を訪ねて静岡に行ったのだが、静岡近くなるとよく見かけるのが こっこ という看板なり。なんかお菓子っぽく見えて、ニワトリみたいな鳥っぽい絵だったりする。

 

 私は一応東京生まれゆえ、東京銘菓 ひよこ は知っているし食べたことがあった。地方暮らしが長い私だが、ひよこ をお土産に地方にってことはなかったな。まぁ、普通の白餡菓子だし、いかに東京生まれだからとて ひよこ 持って行くなんてダサいわと思っていた次第。

 

 こっこ って同じ鳥イメージのお菓子だし、ひよこ みたいなものかと想像して今に至っていた。

 

 今回せっかく静岡に行ったからと買ってみた。

 

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 こういうの。

 300円くらい。


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 開けてみた。


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 あれ?想像と違うぞ、蒸しパンみたい。


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 クリームも入っていました。

 

 たしかに、こっこ という名に恥じず、すごく卵感の強い蒸しパンケーキでしたね。

 なるほどぉ。

 

 全国津々浦々、いろいろなアイデンティティのある食べ物があるなぁと感心しきりな次第。