今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

映画「ブレイブストーリー」を見た


 ブレイブ ストーリー - goo 映画 を見た。


 なんか、この映画の公開前に幾度となく予告編の映像を見たし、幾度となくその主題歌を聴いたし、その主題歌は非常にいい感じの曲でなんとなく大ヒットしたことを覚えているしという感じ。


 しかし、いろいろあって見に行けなかった映画。


 今日、見ていたら、それなりに面白かったが・・・まぁ、そこそこというところであろうか。


 語らんとしているテーマは非常にいい線をついている。人間の幸と不幸のバランス、それを崩すことは好ましくない、利己主義か利他主義か、自分さえよければいいのか・・・格差社会が広がる現代において投げかけるテーマは大きいし意義深いものに思えた。


 さすがは、宮部みゆきさん原作だと思わされた。


 しかし、それを2時間の映像化にしてしまっては、なかなかに処理が追いついていないのではないか・・・そんな気もした映画。その意味では物足りなさも残った。


 小説ではそのへんがかなりえぐられているんだろうなと思いつつ、このようなファンタジーものの長編小説を読むほど、ファンタジーの世界はさほど好きではなかったりするから、どうかな。


 まぁ、原作は読んでみたいかなと思わされる映画。


 そして・・・自分さえよければいい・・・そんな風潮が流布してしまっている現代・・・ファンタジックではあるけれども意義深い問いかけをしてくれている映画ではあったと思う。よわっちい勇者という設定には非常に共感。


 おもしろさはそこそこ、でも、いい映画・・・そんなところか。