今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

映画「ナショナル・トレジャー 」を見た


 映画「ナショナル・トレジャー 」(ナショナル・トレジャー - goo 映画)を先日見た。DVDレンタルでね。


 年末年始の映画で特筆すべき洋画と言ったら、まぁ、12/21から日本で封切りされているナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記 - goo 映画ということになろうということで前売り券をゲットしたので、元々の第一作である本作を見ずんばなるまいと見た次第。


 うん、なるほどね、続編が作られるのも分かるような疲れずに楽しめる映画。なんて言うかな、非常にアメリカ的楽天的さに包まれた歴史的サスペンスということになろう。あくまで善悪がはっきり分かれている設定で勧善懲悪、最後には善が勝という明快な区分け。かの名作「スーパーマン」以来のアメリカの伝統とでも言おうか。そこにあの「インディジョーンズ」ばりの歴史活劇に仕立てている。インディジョーンズに端を発する歴史学者の一面を持ったトレジャーハンターという設定もいかにもアメリカ的。


 それなりにわくわくしながら最後まで見られる映画ではある。ただ、そこに感動はさほどはなかったりもする。


 古来の名画のいいとこどりの部分のつぎあわせの感は否めず。


 しかし、ニコラス・ケイジを始め、ハーヴェイ・カイテルジョン・ボイトといった名優をからめて、ジェリー・ブラッカイマーが撮ったとなれば、そこそこにだれない展開と映像美であることは確か。エンターテインメント的興業としての狙いはいけているところか。


 疲れず楽しめる映画というところ。

 こういう映画も悪くはないが、私としてはもっと感動にひたれるような重厚長大型の、陰を含んでもいいストーリーが欲しいところ。いいとこどりのごった煮な感じのこの映画は主観的には微妙であったが、妻はかえってこういう方が好きなので、今度この続編を一緒に観に行くという観点では二人で楽しめなければならないわけで・・・この映画はそこそこいけているというところか。