今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

失敗続きの二人が好むジブリ映画


 今日の一語り: 失敗から始めているから強いんだ で語ったように、私と妻はどうにもさえない失敗が多い二人という共通項がある。転じて失敗から始まっているから強いんだと語った。


 それ以外にも、なぜか二人とも違った観点からではあるがジブリアニメ好きという共通項がある。


 つきあい始めの頃にも、ジブリ美術館に足を運んだくらいだ。


 中でも、二人とも好きだったのが「耳をすませば」である。 


 この映画はくやしいほどポテンシャルにあふれた中学3年生の二人の物語。


(いかネタばれもあり)


 中学3年で進路に悩む男の子と女の子。結局、男の子はバイオリン作りの修行でイタリアへ、女の子は小説家を目指すという人生の指針を立て再会を誓い合う二人という非常にファンタジーな話の閉め方である。


 失敗が多い私たち、さえない中年になってしまっている今、なんだかなぁという思いになるかと思いきや、この映画に関してはそうではなかった。


 二人とも大好きだったりするのである。二人でジブリ美術館に行った時もこの映画の話をずいぶんした思い出がある。


 まぁ、ここまでファンタジーだと許せるというか。


 不思議な映画である。画面は非常にリアルである。というか、東京は京王線沿線であることは明白である。聖蹟桜ヶ丘が舞台であることも周知の事実だ。東京出身の私にはよく分かる場所だ。


 そんな現実にある世界を舞台にしているにもかかわらず、ストーリーは美しい夢であるわけで。そんなギャップ感が、なんだかなぁ感を薄め、私たちにも受け入れやすいストーリー建てになっている所以か。


 聖蹟桜ヶ丘に一度足を運んでみようかなとか思ってみた。今度の二人の散歩コースかな(^-^)