今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

妻が入院した・・・これも一つの夫婦の危機か

 先日来、どうも具合がよくなかった妻であるが、昨日あたりから高熱を発し、先日来通っている近くのお医者に行ったら、大病院に検査に行くようにと紹介状を渡され、大病院まで向かった妻。
 朝起きた時に、具合が悪そうな妻を見て、今日は休もうか?と問うも、気丈な妻は仕事に行ってとのこと。確かに、今日は直属の上司もいない日だったので、私が1日休むと影響もあろうかと午前中は出たものの、そのような状況に、同僚に事情を話し、午後にはお休みをいただき病院へ駆けつけた次第。
 42度の高熱を発しているものの通常の検査ラインにのせられていた妻に合流し、歩行も困難になっていて、車いすを用意してもらい、検査が終わり次第、私から具合が悪いことを強調したところ、処置室で寝させていただき、外来だけでは難しいとされたのか入院となった次第。
 これで適当に点滴でもされて家に帰ってと言われても困ったところなので、入院できてよかったと思ったわけだが。

 妻と入院は、ある意味・・・慣れているというか、思い出もあるというか・・・

 ここの結婚論カテゴリーなどを読まれている方はおわかりかもしれないが、妻とのなれそめで、結婚を決意したところで結婚式10日前に入院となり結婚式をキャンセルしたということがある。その後、無事に退院し、そして、結婚式も別に機会に挙げることができたというハッピーエンドであったが、その結婚式の直後に妻は麻疹に倒れ、やたら高熱が続くということもあったのだが・・・かように、妻の健康との戦いに付き合うのは妻と付き合うことの一環でもあるような気もするのであるが・・・。

 そのような意味で、入院は慣れていると言えばそうなので・・・午後は入院準備にかかりきり。大病院であるから即入院と言っても、なかなか時間がかかり、いったん家に帰って着替えなり日用品系統をそろえて持ってきてということをしながら、帰ってきたら、たまっている洗濯物をしていたらもうこのような時間である。妻の着替えが足りないから洗濯は必要なのである。

 私たち夫婦、これまでもいわゆる夫婦の危機なんてものとは無縁に仲良くやってきた。私が仕事で苦しんでいる時は妻は家事を担い愚痴を聞いてくれた。身体が強いとは言えない妻が具合を悪くした時は、もてない男で独身歴が長い私ができる家事をやって支えてきた。
 二人で一つって言えば半人前みたいだけど、そうやってお互いを支え合ってきたし、入院から始まる結婚生活だったからこそ、双方への不満もあれど、なんか一緒にいられるだけで幸せだったのだよね。

 そして、子どもとかもいないけれど、何年も仲良くやれてきたのに。

 入院、ひとつショックである。でもさ、やれることをやって、見守るしかないのも事実。熱の原因はよく分からないのだけれども、点滴をずーっと受けて24時間看護されている病棟にいるのはひとつ安心ではある。

 これも一つの夫婦の危機なんだろうなぁと思いつつも、先の経験を生かし、なんとかしのいでいくよ。そう、前回だってできたんだから今回だって。