今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

映画「みなさん、さようなら」の舞台を訪ねた 〜その1 団地

 先日、映画「みなさん、さようなら」が非常に良かった次第 - 今日の一語り(はてな Ver.)で語ったように、この映画がとてもよかったから・・・ロケ地探し - 今日の一語り(はてな Ver.)で語ったように、どこで撮ったんだと探してみると、わかってしまったのだ。インターネットを駆使すればそれはわかってしまう部分もあるということは先に語ったとおりだ。

 しかしね、Googleストリートビューで見たって、なんか味気ない。

 インターネット当たり前である現代人であればそういう非常に頭の中だけでの動きでもわかった気になれるかも知れないが、ほら、先にも語ったように、私は昔の人間だから行ってみたくなる。行って見て感じてなんぼと思ってしまう。

 団地・・・その団地に行ってみたくなってしまうわけで、いずれも関東にあったため、関東在住の私には行けるわということで行ってきた次第。妻と一緒にね。

 また、この映画「みなさん、さようなら」(公式サイト:http://minasan-movie.com/)の原作本も、図書館で予約して借りた。そうやって、感じ方を深めていきたいというのも昔の人間的か。

(以下映画のネタバレあり)


 この映画、団地が舞台である。その団地から出られなくなった少年が青年になる物語である。
 では、その団地がどこかっていうのが問題となる。

 調べるとだいたい分かった。東京は武蔵村山市の村山団地が商店街含めた多くの場面を包含していること。また、印象深い階段は神奈川は川崎区麻生区の麻生台団地。

 とりあえず、村山団地に行ってみた。

 あった・・・

 映画のシーンでは、主人公と隣の女の子がしゃべっていたベランダでシーンが印象的だろう。このような仕切りを通じて風鈴で。
 このような建物がたくさんあった。あぁ、ここで撮ったんだなぁと一目で納得。

 というのもこれを見ていただければ分かるだろう。そう、取り壊しの前なのだろう、壁に覆われていたのである。そして、空家ばかりである事は一目瞭然であった。となると、ロケに使うにはうってつけだろう。このベランダのシーンはたくさん出てきたので印象に残っている方も多かろう。

 取り壊し感も強く、その後には、高層のものが建っていくのかもしれないし、更地にして売却されていくのかも知れないが・・・ややものがなしさは禁じ得なかったが・・・あぁ、ここだという感じはとてもよくわかって、身体で感じ得た次第であった。