今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

ふるさと納税と佐賀牛

 昨年は、ふるさと納税というものをやっていた。平易に言えば、地方税は住んでいる場所において払うのが原則だが、それでは、東京などの大都市圏ばかりが地方税の納税額が多くなってしまい地方との格差が生まれてしまうので、その自治体への寄付をすると、住んでいるところに払う地方税からその寄付分を税額控除しますよというシステム。間接的でわかりにくい部分があるのだが、実質的には自分の住んでいるところへの税をその他の地方自治体への納税に振り替えられるという意味になるわけで、その意味で、ご自分のふるさとにでも納税してみてくださいねということでふるさと納税というネーミングになっているが、これが自分のふるさとに限られないところが肝要なところ。
 テクニカルな論議では、100%が振り替えられるわけではなく、2,000円位は実質自己負担が発生してしまうことや、また、自分の払うべき地方税の1割程度が上限であり、それ以上は単なる寄付になってしまう(地方税から控除してくれない)などの制約があるわけだが。

 やはり、税収の少ない田舎的な地方の自治体では、そのような寄付も貴重なもののようでふるさと納税をすると、お礼の品を出しますよというような表記があったりすることが目立つ。それらの自治体のサイトを見てみると、ふるさと納税関係のリンクがかなり目立つ位置にあったりすることからも熱の入れ方が分かる。

 お礼の品が、魅力的なことが多い。その地方の特産品だったりするわけだが、お米だったり肉だったり、すばらしいものがいただけるのが楽しみだったりする。

 もちろん、お礼の品の魅力が一番なのだが、それ以外にも、寄附金を求める自治体は私のゆかりのある北海道などにも多いので、やはり、応援したくなる気持ちもあるのである。

 ということで、昨年は限度額近くまで各地方に寄付をした思い出がある。

 昨年に佐賀の玄海町から届いていた佐賀牛がある。

 佐賀牛と言えば、松阪牛などと並ぶ全国に名をとどろかせるブランド牛であるが、5,000円の寄付でいただけたりした。

 佐賀牛生産直売 中山牧場公式ホームページ - 中山牧場公式ホームページ 佐賀牛、黒毛和牛オンラインショップ
 のものらしい。

 いやいや、素晴らしく美味しいのなんの。やはり、このように、応援させていただいてそしていただく美味しいものっていいよね。

 自分自身、千葉県は房総半島が主だけど、最近田舎巡りをして土地の美味しいものを食べるのが趣味になっているから、ふるさと納税のようにして、遠くのところの美味しいものをいただけると、なんか、なかなか行けない場所の田舎巡りができた感覚でうれしいのだ。