私のお酒の上での専攻科目は、ウイスキーである。
ビールが好きだとか、焼酎が好きだとか、ワインが好きだとか言う人も多いが、ウイスキーというのは少ないのではないだろうか。
ここでも何度か語ってきたが、実は専攻科目はウイスキーである。
独身の頃は、日本の蒸留所を巡るのが趣味であった。4大蒸留所はすべて回った。サントリーの山崎工場、白州工場、ニッカの余市工場、仙台工場。仙台には住んでいたので、身近であったがサントリーの山崎工場などは京都なので遠いので、わざわざそこでテイスティング講座を受けたりしたものだ。
それくらい、ウイスキーが好きであると、天使の分け前、そう原語ではAngels' Share と言えばすぐにピンとくる。そう、ウイスキー樽の中で熟成する中で蒸発する分をそういう風に称するのだ。
だからこそ、この映画に惹かれたわけだが・・・。
うんうん、これは結構面白いよ。
イギリスを中心としたヨーロッパの映画なんだよね、だから、暗い。でもね、なんかそこに救いがあるのもいい。
フルモンティとかリトルダンサーとか、そういった映画に通じるものがある。
やっていることは悪いことなんだが・・なるほど、エンジェルシェアーかとか思わせるストーリー建ても結構心地よいかな。
ウイスキー好きにはいい映画と思われる。なんだか、また、蒸留所に行きたくなったな。