今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

第二種電気工事士に合格しました

 本日発表のあった、第二種電気工事士に合格していました。国家資格ですね。

 この試験、筆記試験と技能試験があり、筆記試験合格の後、7月下旬に技能試験があり、その結果発表が今回あった次第で、合格していました。

 いやいや、本当にほっとしたところです。そもそも私はあまり器用じゃありません。
 確かにね、君の人生見ていると器用とは言えずつまづいてばかりだねというお言葉も別段むきになって否定する気もございませんし、おっしゃるとおりと思いますが、そこまで高邁な話でなくても決して手先も器用ではなく字もきれいではございません。それは妻も認めるところ。

 しかして、第二種電気工事士の技能試験では、細かく電線の被覆を剥ぎ、細かく接続してとか手先の器用さが求められる作業の連続であり、しかも制限時間内にきっちりミス無く作品を仕上げねばならず、工業高校とかではそういう実習もありましょうが、独学で実習して技能試験を突破しなければならないところで、絶望的に高い壁のように思えたわけですね、不器用な私には。

 ただ、電気工事士の資格は憧れでありました。大好きなパソコンもコンセントに挿さなければ動きません。電気は色々な技術の基本ですからね。広く勉強する中で、その根幹となる電気の勉強はしてきました。例えば、私はアマチュア無線も趣味にしていますし、第一級陸上特殊無線技士も取得しました。その際も電気の理論は試験にもなりますし避けて通れませんよね。

 だから、電気の知識は少しくあるにしても、電気屋としては登竜門と言えるのが第二種電気工事士でしたが、技能試験があり、どうやって手を付ければいいのか分からないという思いから避けてきたものがありました。

 しかして、ここ数年来、危険物取扱者は甲種まで取得し、ボイラーも2級を取得した後、1級の試験合格まで到達し、難関だった冷凍3種も昨年取得したところで、あとひとつ第二種電気工事士の資格を取得すれば、ビルメンテナンスの4点セットと言われる資格セットが完成することを思えば、不器用とばかり避けてはいられず、時間をかければなんとかなるだろうとチャレンジすることを決意したのが、昨年から今年にかけて。冷凍3種に合格したことがきっかけだったと思います。

 いくら技能が苦手と言えど、筆記が受かれば今年の技能が落ちても、来年は筆記が免除になるからという算段もあり、筆記だけでもと勉強をしたりしていました。

 ただ、そんなに甘いものではなく、年度末新年度と仕事が忙しくなったりして、なかなか勉強も進まず、筆記試験もあきらめようかと思っていたところでしたが、問題集を変えたりしたらなんとか受かれるかもと6月上旬の筆記試験を受けたら、受かりましてね。
 しかし、受かると言っても、筆記試験では、電気工事士としては必須の知識であろう複線図の書き方がどうにも分からず、それを避けて他で得点して合格していましたから、技能試験に向けては複線図というものが書けないとどうもうまくいかないということで、今度はその勉強をしたり。

 頭での勉強はなんとかできるのですが、あとは不器用な手を動かしての作業。複線図に起こした図面を形にして行くものですから、その点は練習につぐ練習なわけですよね。道具や材料も買い集めて、するわけですけどね、誰が教えてくれるわけでもないところで、よほど苦戦しつつだったわけですが。6月上旬に筆記、7月下旬に技能ですから、1ヵ月半くらいでなんとかできるようにしていったわけです。


 なんか工具を散らかしながらもなんか奮闘しています。


 うまくはできているんですが、試験時間内の40分でできるかははなはだ心許ないところでしたかね。

 練習に練習を重ねて、眠い中も何作品か作って寝るという生活。この技能試験、極性を逆に取り付けてしまったりしたら、重大欠陥として即不合格という面がありますので、厳しいわけですね。筆記試験の時のように一部分分からないからバイパスしてというわけにもいかないわけです。

 そんな不器用な私も、練習に次ぐ練習でなんとか慣れてきて、試験に挑んだわけですが、40分一本勝負ということで、やはり緊張もしましたし、技能系の試験などは運転免許の時以来かなぁというところで、非常に新鮮でもありました。

 まぁ、できたかなという思いはありましたが、重大欠陥をしていないか心配で、今日の今日まで100%の自信があったわけではないのです。やはり緊張していたんでしょうね、一カ所ミスしてやり直したりして、練習ではミスしないようにしてきた部分だったのですけどね。

 ともあれ、この合格はとてもうれしい。手に職と言いますが、技能での合格は本当にうれしかったわけです。

 ビルメン4点セットの資格も揃ったことになるのもうれしい。

 統計的に見れば、この技能試験は70%の合格率のようですね。でも、その合格率の後ろには皆かような練習があるわけですよ。私が昨年受験して合格した冷凍3種は、昨年は異常に難しかったようで、19%の合格率だったようなので、そっちの方が統計的には難しかったのでしょうが、私にはこの電気工事士技能の試験の方が苦労したなぁという思いが強いですよね。

 今後は電気の勉強って深めていけるといいかなって思ってはおりますけどね。

今週のお題「いま学んでみたいこと」