今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

秩父の奥にあった桃源郷のようなカフェと興味深い人と会えて話せた喜び

 最近、小屋暮らしというのがムーブメントとしてある気がする。
 もう中年になって何を言っているのかという向きはあるかもしれないが、田舎暮らしをしたいという思いが日に日に強い。
 そんな中で、報道で見たのが小屋暮らしをする若者たち。
 その生き方をネットとかで追うととても興味深い。

 小屋暮らしの若者たちの生き方はテレビでも何度も報道されている。NHKでも放映されているし、雑誌記事にもなっているのでかなりメジャーになっていると思う。

 その中で、かなり興味を引かれていた人物がいた。

難聴気楽【難聴でも気楽にいこう♪】 http://nantyoujinsei.blog.fc2.com/
 というブログを綴っている、氷川爽助さん。

 若いながらもしっかりした感覚の持ち主で、小屋暮らしも地に足の着いた堅実な暮らしをしている。
 彼の書いたブログ記事に関して何度かSNSでメッセージを送ったりしたが、しっかりしたお返事を頂き、すごいなと思っていた。
 また、彼のしっかりしている証左としてフィアンセもいて、フィアンセの方が埼玉県は秩父武甲山の麓でカフェを開いている。彼の小屋も秩父である。

 いくら興味があったからとて、中年のおじさんが、もしもしと訪ねたらそれはたんなるやっかいな人になってしまうだろう。変な人である。

 ただ、カフェであれば、訪ねていってひっそりとお茶するのであればさほどおかしくはない。
 妻と共に彼の動向は興味深く感じていたので、そう、昨日語ったが、思い立って秩父の山奥の温泉に行く前に、そのカフェに行こうではないかと画策。

 SNSで今日は開いていますか?とメッセージを送るとすぐに開いていますよとお返事。
 正直、助かる。かなり遠いので行って開いていないと痛手が大きいし、電話するのもかなり気が引けるから。

 では、と向かった。

 16時には閉まるようだが、秩父の中でもかなり山奥・・・そう、登山道の入口なので、着いた頃に、かなり閉店時間近く。

 でも開いていて良かった。


 フィアンセさんも、メッセージを覚えていてくれたようで、メッセージくれた人ですねとお迎えいただきうれしかった。


 昨日なんだけれども、酷暑で下界だと37度とかなんだけど、かなり涼しい。登山道の脇の森の中で川も流れているからだろう。聞くと、真夏でも30度を超えることがないとのこと。すばらしい!!桃源郷とはこういう所を言うのだろう。

美味しいコーヒーとかフィアンセさんが自家養蜂している日本はちみつを使ったレモネードとかバニラアイスを堪能。妻と一緒に満足。この涼しさは今はハイパーインフレしているほど貴重であり、その意味では暑ければ暑いほど貴重なカフェと言えよう。都会でいくらお金を出しても、冷房のようなとがったきつさのない涼しさは手に入らないのだから。


外には氷川さん達がかわいがっているヤギが。


 えさやりとかもできちゃって、素晴らしい。
 動物とかって、最近、好きになってきて、釣り場で猫と戯れたりするのが・・・中年男のちょっとした楽しみにもなっているのだが、ヤギもかわいい。

 そして、おいとましたのだが、帰り道、氷川爽助さんがメッセージくれた人ですよねと声をかけてくれて、お話しできたのが本当に良い体験であった。
 ある人の人生に興味を持つというのはなかなかないのだが、その方と話せるのは本当にいい体験。

 人生に疲れてきている私にとって、活き活きと前を向いて生きている青年の言葉はとても輝いて見えた。

 もうちょっとなにかがんばってみようかと思わせてくれた。

 ありがとう。

カフェのホームページ:LOGMOG cafe & shop http://logmog.com/