さて、今日もよく晴れたのであるが、海釣り場とかではとてもとても入れる状況になさそうだったので、川へ。
川はさほど釣れないにしろ、混雑を避けて釣ることも可能だ。
満面の笑みで、かなりのサイズの落ちハゼを釣って喜ぶ私。
釣りを主たる趣味にして数年になるが、釣りほど人生を表すものはなかろうと思う。
人生なんておおむねうまくいかない、思うようになんてならない。
釣りはまさしくそうだ。妻からは釣れると思って行ってはだめよといつも言い含められている。期待すると裏切られて頭来るから。
たまにこうやって釣れるのを心底喜ぶ。それでいいのだと思う。
人生もごく稀にうれしいなって思うことがある。それを卑下したり謙遜したりせずに喜べばいい。それが永続して欲しいとか思うと苦しくなるよ。
こうやってうれしい写真を妻に撮ってもらっているとき、アングルには入っていないが、川を釣り船が通っていた。釣り人たちはどうも疲れ切った顔をしていた。高い釣り船代を払って思うような釣果が得られなかったのかも知れない。そこで私が陸っぱりで釣っていたりするのを凝視しているようにも見えたが・・・。どのような思いだっただろうか。
私もこの釣果は釣りを始めて1時間ほど、2匹目である。時給二匹って到底割に合わない。人生だって割に合わない。そんなものだよね。