今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

いかに勝ち逃げするかにかかっている釣り納め

 さて、正直、人生を賭けた趣味である・・・釣りが。

  中年になってから、衰えゆく体力にむち打ち始めた趣味というのは、生半可な決意では始められないため、人生を賭けたという表現が過言ではないのだ。

 

 さて、今日は大晦日だが、年の区切りなんて、実はそこまでナーバスになっては疲れるじゃないかと思い始めている。

 いくらきれいに掃除をしたって、埃はまた積もる。仕事だって来年になったからって辞められるわけでもなく、よろよろと這うように仕事に行く日は続く、年末年始って言ったって、単に時の経過の区切りなだけで来年がいいことなんて多分ない。いいと思うこと、ラッキーと思うことがあったとしても人生という長いスパンからすれば誤差の範囲くらいなものだ。

 だから、年末年始だからとて、なにか一生懸命区切りを付けようとしても疲れるのだろうと思い始めている。基本的なエネルギーが有り余っていた若い頃に比べ、基本的なエネルギーが枯渇してきている今は、年末年始にがんばることはなるべく避けようと思ってきている。

 だから・・・まぁ、妻ががんばって家事をしてくれているので、掃除とかも行き届いているし、妻ががんばって換気扇も清掃してくれているから大掃除なんていらんだろうと思っている。今日は少し窓を拭いたりはしたけどそれでいい。

 年賀状も、結構大変だと語っていた先頃・・・

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 でも、クリスマス以前には終わっている。投函している。

 

 ただね、前述の人生を賭けた趣味たる釣り。これはないがしろにして年を越せない。

 厳しいのだ。寒くなると。正直釣れない。しかも、コロナ禍でにわか釣りブームで礼儀を知らない若者も多く、また、物理的に釣り人口が増えて海辺の釣り場は釣れない今でさえ海岸っぺりは寄りつけない感がある。

 そこで、どこで釣り納めをするか・・・難しい。釣れない冬に。

 釣りにはまりまくった数年前は、大晦日も元旦も竿を出して、少しは釣れたものの、つらかった。

 去年は寒くなってから釣れるタチウオが釣れていたし、そこまで釣り場が惨憺たる状況ではなかったため、次の語りくらいで、ラストのタチウオを釣ったくらいでいい感じで釣り納められている。

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  釣りなんて釣れるも八卦釣れぬも八卦というギャンブルそのものだから、釣れたらそこで今年の釣りはここまでと勝ち逃げ的に終えておくのが精神衛生上良い。

 相手のあるギャンブルと違って誰も勝ち逃げをなじるものはいないのだから。

 

 さて、勝ち逃げ狙いするにも海の釣り場はコロナ禍でのブームでまともに入れない、となるとと、先頃から語ってはいるが、川の下流でのハゼ釣りしかないかということになる。

 

 年末休みに入ってから3度ほど釣りに行った。

 結論から語れば釣れました(^-^)

 右の6匹、これは一日目に数時間やって4匹、二日目はもっと状況が悪く一カ所目で釣れずにボウズ、二カ所目にはしごして2時間くらいで2匹。計6匹。これで納めざるを得ないかと思いつつ、三日目に行ったところで11匹釣れた。それが右の11匹。しかも、でかい。

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 計ってみたら20センチ以上。まぁ、落ちハゼと言って、秋から冬にかけて、夏みたいに大量には釣れないが、大きくなって下流に落ちてきたハゼは大きいことが多いが、これを釣った時には何が釣れたのかとびっくりするくらいの引きだしね。

 ここまで釣れれば十分に釣り納めである。ばっちり勝ち逃げである。

 年内最後の燃えるゴミの日までに捌き終われば妻も大喜びである。

  というのも魚のアラというのは時間が経つと激臭がしてきてバイオハザードレベルになることがある。青魚系の臓物は特にそうだ。ハゼはそこまでとは言わぬとも、それでもそのアラを年またぎさせたくはない。

 今回はそれも間に合ったので、完全なる勝ち逃げである。

 いい釣り納めになった。

 それにしてもゴミの日の朝に、ギリギリ捌いていたのはご愛敬であるが(^-^)

 今日は大晦日、この捌き終わったハゼで、ハゼ天ぷらを作り、ハゼ天そばが年越そばになるんだ。豪華でしょ?(^-^)