今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

妻との最大の共通項は食うこと

 さて、昨日は妻と私の最大の共通項は食うことだと語った。

 まぁ、とにかく食べることが好きだ。私は量も食べるし、妻は量は食べなけれど私の好みに合わせて喜んで食べる、好き嫌いなく。そこが私が妻が好きな部分でもあるが。

 

 さて、妻はよくドラマを録画する。私と一緒に楽しみたいらしい。

 今年はえらく忙しい職場で望んでいたところでもないため鬱々としているが、まぁ、出世もできない男が職場に生き生き行くわけでもないのでここ10年来、というか結婚生活全てにおいて基本疲れて、でも稼いで帰ってくるみたいな感じ。仕事をしていれば時間も無尽蔵にあるわけでもなく、妻と一緒に見るテレビ番組が好みに合わなかった時は悔しいものだ。

 妻は馬鹿みたいに明るいものが好きで私は陰があっても人生を抉るようなドキュメンタリーが好きだったりするから、なかなか一緒に楽しめるドラマって難しい。

 妻が良かれと思って選んでくれたドラマも疲れて、人生に倦んでいる私には浅く感じられ、おいおいこんなのに付き合わせないでくれよと妻に言い、妻がごめん🙏みたいなやりとりが多かったりする。

 

 さて、妻がかつて次のドラマを録っていた。

www.tv-tokyo.co.jp

 忘却のサチコ  漫画原作のドラマらしいが、主演が高畑充希さんと聞いた瞬間、おいおいやめてくれよと言い出した私。仕事や人間関係で疲れきっていて、高畑充希さんは名優とは思えどちょっとくどくて苦手だったからして却下みたいな反応になっていたんだ。

 普段はそれで引き下がる妻もこの時は食い下がった。

 

 『食うらしいんだよね!』

 

 なになに食うの?

 俄然興味が湧き、食うんなら見ようかと見始めたらそれなりに面白かった。

 

 男に振られた女性がそれを忘れるために食いまくるという話で結局は深みはないものの実在店舗を使う所は興味深かった。

 妻と一緒に楽しめた思い出になったし、何より、食うらしいんだよねと食い下がった妻の言動に、私たち夫婦の最大の共通項が食うことなんだよなぁと象徴的な出来事と思いここに語った。