今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

ハゼを捌いて天ぷらにする話

江戸時代の風流な遊びに、屋形船で川なりに出て客は釣りをしてハゼを釣る、そのハゼをすぐさま捌いて天ぷらとして揚げて釣った客に供するというセレブな遊びがあったそうだ。

今は客に魚を釣らせてその魚を供する居酒屋などが流行っているようだが、それよりも船に出てリアルな釣りをさせてその場食いをさせるなんて素晴らしすぎる演出だよね。リアルな川だもの。

 

さてハゼは江戸時代においてもその辺の汽水域の川で釣れた魚であるわけだが、今も結構釣れてくれるありがたい魚である。

そして市場に出回らないさかなでもある。ほら魚屋さんでハゼ売っているの見たことないでしょう? 

 

実は捌くのはあまり簡単ではない魚。鱗もあるし、骨も硬い。小さめの魚だから何匹も同じ動作で捌くのは苦労はある。

今回は週末に朝な夕なに妻と共に50匹くらい釣ったのでさてどうしようかと。

 

鱗を落とすのは排水口ネットでガシャガシャよく洗うと言う技でまとめてできる。頭を落としがてら内臓を引っ張り出すのも慣れてくるとできる。

ドクターXのように手術が趣味で切った数を誇るのであれば私はかなりの勢いでハゼを切っている。ものすごい症例数のスーパードクター級じゃないかな、ハゼ捌きのだけどね。

だから鱗を取って頭と内臓を引っ張り出しておいて終えたものを冷蔵保管しておいた。

それがこれ。

内蔵がなければそれなりに腐敗は進まないから。

そこから捌いて天ぷらにした動画がこちら。


www.youtube.com

これで天ぷらにできました。

まぁ屋形船の上で調理しろと言われれば、できぬことはないかもね。

船を持っているブルジョワな方がお誘いいただければ先の江戸時代の風流な遊びを再現できるかも😀

 

とまれ、ハゼの天ぷらは、魚屋で売っていない以上釣り人が食べられる特権的食べ物で、妻もこれは結構好きで好んで食べてくれる。

 

 まぁ、私にとっては翌日のハゼ天弁当が楽しみでならない。

 妻は弁当のおかずを私が勝手に作ってくれるので楽だしウィンウィンの関係。

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 ハゼ天、正直、プライスレスな良さがあるよね、文字通り。