今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

今の朝ドラ「舞いあがれ!」に思う、また、主題歌がいいこと

 さて、最近ここでNHKの朝の連続ドラマ小説、通称、朝ドラの話をしていないが・・・まぁ、見ているよ。

 というか、妻が毎日録っておいてくれるのを毎日見ている。前シーズンの「ちむどんどん」はなかなか自分的に盛り上がって見ていて、ここでも何度か語ったと思う。そのくらい気に入っていた。

 

 ただ、今回の「舞いあがれ!」ここで語らずとも、まぁ、見ている。

 うん、前回は東日本のNHK局の作成だったから、関東が舞台だったからある意味地元。

 今回のは西日本のNHK局の作成だから、大阪とか長崎が舞台。ある意味アウェイ。

 

 だから語らなくなった・・・というわけでもない・・・

 

 なんだかな・・・なんか、うまく行きすぎなんだよね。

 お父ちゃんの工場の倒産危機も特殊ネジ一発で逆転起死回生するし、飛行機作りの夢を追ってあっさり大学の航空工学科に入れてしまっているし。まぁ、航空工学科となれば難しかろうに・・・。また、主人公の兄ちゃんもあっさり東大に入れている。これも難しかろうに。

 挙げ句の果ては、人力飛行機に乗ったことをきっかけにパイロットになるとか言い始めてさ・・・それもうまく行くんだろ。

 

 挫折、失敗ばかりが強調されていた前作「ちむどんどん」・・・あまりにも脚本的混ぜ返しが大きすぎて不評だったことはあるようだが・・・それに比して、うまくいきすぎじゃんという思いが去来してしまって、一生懸命応援の語りを語ることもなく、でも見続けていた。

 

 面白くないわけじゃない。適当に幸せに小団円を繰り返していくのは昔的ホームドラマでいいのかもしれないが、うだつの上がらない拗ねた中年男にとってそれをそのまま喜ぶほど単純じゃないと言うことかも。

 

 だから、最初のうちもなんか平和なホームドラマだなぁと見ながら、どうやらパイロットになるようだぞ?と妻に調べた結果を話すと、妻もなんだ、それじゃエリートじゃんと、うだつの上がらない中年男の妻としては至極当然ながっかりした感を出していた。

 

 そんなことで、見続けてはいるし面白くないわけでもないけど、生暖かく見続けているんだが・・・今回の朝ドラ「舞いあがれ!」。

 

 ただ、毎日のように聞いている、主題歌のback numberの「アイラブユー」。これはいいね。男性3人組のユニットのようだね。知らなかったんだどね、back numberってグループ。

 なんかこの主題歌「アイラブユー」は気に入って何度も聞いているが・・・

 その中の歌詞

 「横切った猫に 不安を打ち明けながら ああ 君に会いたくなる」

 back number 「アイラブユー」より 作詞:清水依与吏

  これがなんか気になってしまってね。これは妻もそのようだ。

 妻は猫が好きなんだけどね。私が釣りをしていて、妻が釣った魚をネコにあげたり、猫がいる釣り場だったら釣りより猫と戯れている方が好きらしいし。その影響で私も猫に興味がないわけではなくなったのだが・・・

 横切った猫は決して不安を聞いてくれるような立ち止まり方はしてくれない。呼びかけると、何?エサでもくれるの?という視線を向けてくれれば上等。エサがなければ去るのみで、現金なものだ。

 だから、横切った猫に不安を打ち明けるなんて出来ないよねとか妻と盛り上がった歌詞なんだが・・・

 

 まぁ、うだつが上がらぬ拗ねた中年の私はいつも妻に人生のうまくいかなさを愚痴っているわけだが・・・

 さしづめ、私なんかは 「不安を打ち明ける」じゃなくて「不満をぶちまける」位な勢いだよねと妻は言っていたが・・・ま、そうだね。

 そうなると、私はこの歌詞のように言えば、さしずめ「糟糠の妻に不満をぶちまけながら・・・」なんだろうなぁ・・・。