今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

人間の証明~ヒゲを剃る

 本当にここ数日は言わば人間じゃなかった。

 満足に日常動作さえできず、夜中、頻繁に起きたくもないのに尿意でトイレに立ち上がらんとしても立ち上がれず、先ずは四つん這いになってヨロヨロと這いながら身を起こし、トイレに行く始末。なにもできずに、寝ようにも高熱で苦しくて眠れずという状況。

 人間とは言えぬ状況だろう。

 

 ということで、ほぼ何もできずに来たら・・・

 

 

 すごいヒゲ面になっていた。ヒゲを剃る・・・そんなこともできなかった。

 そう言えば、昔、チャールトン・ヘストン主演の名映画「猿の惑星」を見たこと思い出す。

 チャールトン・ヘストン演じる主人公が伸びたヒゲを地球に戻ってきて剃っていたら、知能の高い猿の惑星の住人たる猿がそんなことしたら病気になるぞと言っていた、そんなシーンがあったような記憶があるのだがそれを思い出す。

 猿の世界では毛を剃る行為はナンセンスなのであろうが、人間界では結構普通。それさえできぬということはやはり人間じゃなかったと言ったって過言じゃない。

 

 それくらいコロナは症状的にひどいものだよという次第。

 

 それにしても、私に感染させた人はいるんだろう。暑くて嫌でマスクをしていなかったのか、多少具合が悪くても自分の楽しみや仕事のために出ていた人なのか、感染してはいても症状が顕在化していなくて出歩いていた人なのか。

 

 緊急事態宣言時のヒステリックな状況も行き過ぎ感は否めぬも、発症すればこれだけ苦しむということを思うと、思いやってのマスクをしてあげるというのは必要というか、善行なのじゃないかと思う次第。