今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

寒いけど、それは格好つけているからもあるのでは?


 まぁ、昨日なんかも首都圏は初雪だったとかで、やたら寒いということが強調されていますね。


 いや、実に寒い。それは私も感じます。


 まぁ、ただね・・・それは、きちんと防寒していないからということもありましょう。


 東京生まれの東京育ちで、今も関東に住んでいる私も、昔は、北海道や東北は仙台に住んでいたりしました。


 北海道に住んでいた時、仙台に住んでいた時、やっぱり寒いんですよ、すごく。でもね、それなりの防寒装備をしているわけで、セーターを着て、ジャンパーを羽織って、手袋をして。仙台ではそれでもなおかつ寒かったから、ダウンジャケットを買ったわけです。すごく分厚いやつをね。それで、もう10年以上も使ってきていたわけで、今の妻に会った時でさえ使っていたわけですが、これは防寒性能は抜群で、北海道生活での必需品となったわけだが、分厚すぎて格好が悪いということで、今では圧縮袋で圧縮されて押入の中で縮こまっていて、時折ある妻のモノ捨て査定の時にはいつも捨てたいリストに乗ってくるものの、私が孤独だった頃含めて寒さを一緒に乗り切ってきた戦友のような気がして、捨てるに忍びなく未だ保存はされているんですね。


 そう、もこもこしたダウンジャケットは確かに格好が悪い。でも、温かさは抜群であるから、寒さを寄せ付けない部分がある。


 男性であればステテコとかズボン下とかありますよね。あれも寒い冬には必須ですよね。北国の人なら分かると思いますが。


 でも、かなり格好悪いわけで、関東の人とかだと履きたがらない。だから、せいぜい初雪になった昨日、やたら寒いと言うことが強調されてしまう。


 北海道に住んでいた頃、正月に関東に帰ってきたら暖かく感じたくらいです。それくらい、向こうの冬は寒いし、雪は当たり前、氷の世界ですから。こっち関東は、最近になって凍結注意とか初雪だとか言っていますが、向こうだと、秋が過ぎたら、凍結・積雪当たり前で、最高気温が氷点下ということさえ大いにあり得るわけですから。そうなると格好とか言っていられないわけで、スーツの上に、分厚い今はお蔵入りのダウンジャケットを羽織っていても、たとえそれが原色系の青っぽい色であったとしてもさほど違和感がなかったわけで。要は格好どうのと言っていられない。もちろん、ステテコとか常用していました。


 関東の都会とかで、最近の寒さで寒い寒いと騒がれてしまうのは、要は、関東の都会人は格好良くいるために、寒さに耐えられるぎりぎりの線を狙って厚着をしているからではないでしょうか。ステテコとかはくのを好まないからではないでしょうか。厚着は実用を重視して装備すると、先ほどの分厚いダウンジャケットの話から分かるように格好はよくない。厚着の実用性と格好良さは反比例してしまうのです。


 それなりの装備をすれば、このくらいの寒さは・・・寒くないとは言えないまでも、なんとかしのげましょう。でも、格好悪いというジレンマ。


 まぁ、確かに関東は最近はとても寒い。だから、時には格好よりも実用を重視して乗り切る時期なのかもしれません。


 かといって、私もお蔵入りのダウンジャケットを出すまでには至らず、エディーバウアーの福袋で以前買ったちょっとおしゃれめなダウンジャケットでしのげているのですが。