社会経験も積んで、なんか効率一辺倒の世の中を歩いてくると、実用本や実用知識の本やネット記事や雑誌記事は読んでも、なかなか小説を読んだりする暇はない気がしてくる。
しかして、学生の頃はどうだっただろうか。いつかは役に立つのではないかと教養として小説を読んだのではないだろうか。
いまや古典の部類に入るかもしれないが、山崎豊子さんの「華麗なる一族」を読んでいる。
- 作者: 山崎豊子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1980/05/25
- メディア: 文庫
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高校時代だったかなぁ。テレビドラマでやはり山崎豊子さん原作の「白い巨塔」を見て、そこはかとない迫力を感じ、かなりの長編ではあったけれども、その小説を読み切ったとを思い出す。
爾来二十数年、また、山崎豊子さんの長編を読んでいるというのは、まぁ、自分自身が欲している動きだからなんだろうとも思う。
一見無駄と思われる動きが実は生きていくための必要要素であるのだと思うのだ。