いやいや、昨日と今日とあまりにも急激に暑い関東地方である。
あまりに暑いので、昨日は夕方早くから生ビールを角打ちでということはすでに語ったが・・・(理論的には炭酸のシュワッとした感覚が涼しさを醸成するだけで、すぐにエネルギー化するアルコールの摂取によってより体温は上がり熱くなってしまうとは思うが、あのシュワ感はいいよね。)
今日は、妻が涼しいところに行きたしとのことだったので、滝に行ったのだ。
確かに森林が日を遮り、水辺は涼しくも感じるが、やはりそこに至るまでが山登り、山下りであり、湿度は梅雨らしくとても高いので、汗ばかりかいてしまう。
湿度が高いと、飽和水蒸気に近くなっていて、汗をかいても蒸発しにくく気化熱を奪わないので、汗はかいてもかいても体温が下がらない。だからこそ、熱中症の危機があるとのことだが、外で滝のそばに行ってもそこまで涼しく感じないのはそんな感じ。
エアコンのドライ機能に頼らざるを得ないのかと思った次第だが、悲しさを禁じ得ず。
というのもいくつかわけがある。
ひとつは遠路はるばる滝に来て、自然あふれる滝よりも人工物であるエアコンの方がよいとかなると出かける必要があったのかという無力感。
また、そもそも物理学的な意味では、エアコンは熱交換器、中の熱を外に出す。熱は保存されるわけで、その意味では人間の自分勝手な道具であると言えるエアコンに頼らねば、健康的に生きられないという悲しみが出てしまうこと。
東北に住まっていたときはクーラーなしで我慢した。客人には私の部屋が暑いと言われたが。
北海道でもクーラーなしでやっていけた。
しかして、首都圏では・・・。やや悲しい。