今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

苦しいのはいつも苦しい次第で

 今日は大晦日である。
 1月1日というのがひとつ一年の区切りということであれば、今年を振り返る時なんだろう。

正直言って、忙しかったし、苦しきことも多かった。このウェブ日記ではそこまで語っていなかったろうし、読者がいることを想定するにそんな話を繰り返すのもどうかと思ったから。だから、これ食べましたとか、これ釣りましたとか語っていたとおもう。

忙しく流されていると、回顧する余裕はない。日々を過ごすのがいっぱいいっぱいである。日々を顧みる気にはならないし、回顧してもいやなことが思い返されるばかりだったりするわけで。

こうやって一年を回顧できる余裕ができたのも、年末休みを過ごして数日ようやっといやなことだって多かった一年を振り返ることができたから。

しかし、振り返るとそこまで悪いことまでではなかったかもしれないと思う。それなりに何十年と長い人生を生きてきて、あの頃よりは良かったなとも思うし。思うに、苦しくなかったことなんてなかったと思う。いつだって、苦しかった。

そんな中では、今年は釣りを始めたりしてその意味ではリアル充実の要素がひとつ増えたんだから、よかったのかな。この年になって好きなこと、熱中することを見出せるのはすごいと思うよ、我ながら。

今年のゴールデンウィークには、長野の奥地で日本のチロルと言われる場所に行ったり、岐阜の郡上八幡に行ったりしたことは忘れえぬ思い出である。

不満や、愚痴ばかりの私に付き合って、釣りの夜討ち朝駆けに付き合い、貧乏たびに付き合ってくれている妻には感謝したい。

来年もきっと苦しいだろう。でも、いいこともあるよね、きっと。