今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

カナダで大麻合法化かぁ

 カナダで先進国初の大麻合法化がされたらしい。報道でかなり話題になっていた。
 なるほど、衝撃的であるが、合法化することで管理もしやすくなるということだろうか。
 法で縛るのも良いが、ある程度は認めていくのが世の中の回りがよくなるということを狙ってのことだろう。

 かつて、ピュータリズムの厳格さにおいて、禁酒法アメリカでかつて施行され、結局、逆に酒がらみの犯罪が増えたということを思い出す。酒の密輸入でマフィアが闊歩した時代がそれで、僕が大好きな映画「アンタッチャブル」もその時代のものだけどね。

 厳しすぎると逆に乱れるという一例。人間を統べるのは難しいものだよね。厳格さで知られた寛政の改革を行った江戸時代の老中 松平定信が、白河の水は清すぎて魚住まず・・・白河藩の藩主であったためそのようにうたわれてしまったことも思い起こされる。

 立派なのはよいが、厳しすぎると人はついてこない。適当にゆるい方がいいのかも。

 そんな意味で、カナダは大麻合法化に踏み切ったのだろう。

 まぁ、アメリカの禁酒法時代、いち早くそれに目をつけたアメリカのハイラム・ウォーカーが対岸のカナダに渡り、カナディアンクラブというウイスキーを作り、アメリ禁酒法時代もカナダではウイスキーが作れたため、まぁ、密輸も含めて財をなしたという話がある。
 以前、カナディアンクラブを頂いたので、ありがたく飲ませていただいているのだが、これが禁酒法かでは禁断の味かとか思うとなんか味わい深くもなる気がしている。
 
 そのカナダが、大麻合法化にいち早く手を着けたというのはなんか因縁を感じなくもないね。アメリカはまだなのだから。なんか、そんな風に思った。