今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

空調服と映画「天気の子」

映画「天気の子」は気候変動、異常気象がメタファーになっているのは容易によく分かる。

まぁ、今やアニメ映画の巨匠たる新海誠さんならではメタファーかな。

確かに、ここ数年の気候変動、異常気象は尋常らしからぬ勢いである。最近の佐賀の水害もしかりで、昨年は岡山がそうなっていたが、映画で描かれていた都市部水没も、今やフィクションとばかり言えなくなってきているくらいであるからして。

それにしても、暑い。釣りを始めたばかりの数年前はがんばって、昼日中でも釣りに出て、日焼け止めも塗り、大きめの帽子も買ったりしてがんばっていたが、夜釣りも覚えた今、日中の釣りはやめたりしている。

しかし、寂しいことだ。それもこれもそう、この映画でメタファーになっている気候変動・異常気象ゆえではないか、暑すぎるのだ。

さて、先日、土木作業員が多く出入りしている食堂に行く機会があった。土木作業員達の多くが空調服を着ていた。モバイルバッテリーでファンを動かして、服の中を涼しくするあれである。

映画を見た後に、作業服ショップに行って、空調服を見てみたんだ。昼の釣りに仕えないかと。ジャケット自体は5,000円以下で買えるからいいのだが、ファンが4,000円くらい、バッテリーが10,000円位となりセットにしたら2万円近くなってしまう。これは・・・。

 

「・・・」    である。

 

高いよね。

ただ、土木作業員達がこれを着ていたと言うことは、こんな高いものを会社支給してもらえなさそうだから、自分たちで作業服ショップで買っているのだろう。

バッテリーはIT関連機器用だともっと安いので・・・そういうのでは?と調べてみると、IT機器用は、出力電圧が5Vくらい、ファン用のものは7vくらいのようだ。それで風量が違ってくるようなんで、なるほど、高いのも仕方なしか。

 

それにしてもこの異常気象とも言える高温、猛暑。

土木作業員さん達に2万円近くの出費を強いているのであれば文字通りしゃれにならんという思いあり。

人気映画のメタファーになるのも納得だろうか。