今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

カタクチイワシの自家製アンチョビ作成作業とイワシ塩

 理科の中では、物理とか化学の方が好きだった。生物学はあまり得意じゃなかったんだけど、それって生物学的過程って複雑にすぎてシンプルに数学的に表現できないからあまりそれが好ましくなかったということかもしれぬ。

 生物学的過程の複雑さがスパークしているのが発酵だろう。なにかの菌が作用して、熟成のような元のものが変異した状況を生む。その過程は複雑そのものであるが、結局、なんか時間をおくといい感じになるということだろうか。私の好きなお酒のウイスキーも時間をおいてなにかしら変異したものであることは事実だ。

  ということで、まぁ、釣れたカタクチイワシを塩漬けにしておいた。アンチョビを作るためだ。なんかそうして冷暗所に保存すると発酵が進むらしい。

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 なんかかなり手間がかかるので、塩漬けにするまではがんばったが、そのあとの作業をせずに冷蔵庫の野菜庫の中で2年くらい過ぎてしまった。発酵は十分に進んでいるのかも知れぬが、進みすぎて腐敗していないか心配。

 水7酢3の割合で酢水を作り洗って、キッチンペーパーで乾かす。

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 塩が大量に出るので、なかなか発酵臭というのかにおいがきついが、要するに魚醤みたいなものなので、液体は魚醤として、塩はフライパンで乾かしてイワシ塩に。なかなか独特の匂い。

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 イワシ塩完成。何に使おうかなぁ。

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 煮沸消毒した瓶に乾かしたカタクチイワシを入れて、エクストラバージンオリーブオイルを入れて液封して、また、何ヶ月か放置するつもり。

 

 日々の色々なストレスの中、こういう時間のかかる作業は億劫で動きたくないが、今回はがんばれた次第。