今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

10数年探し求めて買えた酒がある、国稀 佳撰

次の語りに大いに語っているのだが、10数年かけて探し求めている酒がある。

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国稀の佳撰900mlのものである。国稀とはこの前畠山勝司さんの話でも語ったが、日本最北の酒造。増毛町にあるのだ。第3の故郷である北海道に妻を連れて行きたく旅したのが12年くらい前になろうか。その時ススキノの飲み屋で国稀を飲んで美味しかったし、空港でもこの国稀の佳撰900mlのものが売られていたので、妻にも買えば?と勧められたにも関わらず、関東でも買えるでしょうと帰ってきてしまって以来、見かけない。その後、国稀を愛飲している人を見聞きするに、欲しい気持ちは高まるばかり。

北海道出自のコンビニのセイコーマートの茨城にあるお店とか、北海道のアンテナショップで、国稀の佳撰以上の上級バージョンは手に入れられたのだが、やはり普及バージョンを飲んでこそ、道民に戻れた気分になれるではないか。

 

以来酒屋に入って、国稀がないかことあるごとに探すようになり、妻も一緒に探してくれること度々。ただ、ほとんどないね。大体は新潟のお酒とか、灘のお酒とか。北海道の酒はまずない。

 

でね、10数年経った次第。

 

昨日ね、あ、こんなところに道産子ショップができたのねと入ったら、国稀はあった。上級バージョンだったからなんだと思いながら、妻と電話していたら見当たってしまったのだよ、

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 探し求めていたものがそこにあった。

 電話口の妻もうれしそう。

 税込で1,000円以内であったからほぼ定価と言って良いだろう。通販だと、商品価格と同じくらいの送料がかかってしまうこともあり、それは避けたかったから、かように手に取って買えるのはとてもうれしかった。

 

 昨日もイヤなことがあった。今日もイヤなことがあった。

 その束の間にあった快哉的事項。10数年も探し求めてようやっと出会えた。これをそう言わずして何を言おうか。