今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

愛の母子像のご主人の気持ちを思うに・・・

 結婚して、妻を持つ身となって特に思ったのは・・
 愛の母子像の、ご主人はいかばかりの思いだったのだろうか・・・
 絵本「パパママバイバイ」やほかの記事を読むに、ご主人は毎日のように病院に通っていたようで、そして、息子たちがなくなったこともひた隠しにして妻を励まし続けた。
 その気持ちを思うに胸が締め付けられる思いで、夜少し眠れなかった。

 私も昨年の秋は今は妻となった彼女の入院中、毎日病院に通った。結婚式もキャンセルせざるを得なかったし、二人の将来も考えられるかどうかも分からなかった状態だった。
 とにかく必死に通った思い出がある。

 だからこそ、愛の母子像のご主人の気持ちを思うに・・・本当に苦しくなる。シンクロしてしまう部分が大きいからだ。

 一瞬にして、命を奪うばかりか遺族にまでこのような塗炭の苦しみを味あわせる人殺しの手段たる軍は許されるものであろうか。そうではないであろう。

 私の家庭は、今はある程度落ち着きを取り戻し、これからもまったく予断は許さないのだが、結婚もでき、そしてなにより、愛する妻が隣にいる、一緒に笑い合える。その幸せが痛いほど噛みしめられるし、大事にしていかねばならないと確信している。

 そのためには平和が必要だ。ゆめゆめ平和を乱す制度ができてはならないし、人殺しの手段を容認はできないと思っている。

 昨今の雰囲気は軍や戦争というものをどこか遠くのおとぎ話と感じてはいないだろうか?決しておとぎ話でもなく、現実、軍というものがあるゆえの苦しみが、明日我々のもとに降りかかることさえなきにしもあらずというリスクを負っていることを考えさせられるのだ。