今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

映画「しゃべれどもしゃべれども」を見た


 映画「しゃべれども しゃべれども」(- goo 映画)を見た。


 見始めはね・・・あぁ、やってしもた、また時間の無駄じゃないかと思ってしまうくらい、邦画にはよくありがちのなんだかなぁな展開だったのが・・・だんだんおもろなってきた次第。


 最後は、心ほんわか暖かくなる感じでよかった。


 それぞれに、いろいろ人生背負っている。そして、うまくばっかりいかない・・・そんなリアルさがあるストーリーでよかった。


 最終的には、大団円的によかったよかったなわけだが、なんちゅーのかなぁ、アメリカ映画にありがちな超サクセスで、ありえねーだろ感はないのだ。


 現実にあり得そうないい結末というのが好きだ。


 また、私は東京の下町が大好きだ。よく行く。そう、今の妻とも、まだ恋人時代にかなり早い段階で連れて行ったのが月島だったりする。今やっているNHK朝ドラ「瞳」が大好きなのも東京の下町が舞台だからだ。


 この映画もそのへんが舞台。隅田川がわんさと出てくるし、また、かの都電の路面電車がたくさん出てくるのもいい。


 下町好きにはたまらない映像と言える。


 ストーリー的には、そんなにガット引き込むほどの起伏があるわけでもない。そこまでうまいとも思えない。そう、銀幕に出すほどの迫力はないかもしれない。


 しかし、ありなんじゃないか。そう思えた。僕は好きだよ、こういう話。僕の人生だって、こんな感じだよとシンパシーを覚えられたんだ。


 人生いいことあれば悪いこともあるしさ。そんな中で生きていくんだよねって思わせてくれるわけで。