今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

鋸南保田 ばんや でメシ

 時折、ものすごく行きたくなる飲食店がある。千葉県は南房総鋸南町の保田にある「ばんや」というお店。
 保田漁協が直営している食堂であるので、海鮮がなかなか美味しくて、お安めという特徴がある。

 今回は、妻が、久々にイカを買いたいなぁ、「ばんや」に行きたいなと言ったことがきっかけ。
 ばんやには、かなり大きめのイカの干し物が売っていて、これは家で焼いてもかなりうまいので、行きたいなと言う妻の気持ちもよく分かったし、実際最近わが家は肉系の方が多くなってきているので、魚介系のものを食べに行きたい気分にもなってきていたから、久々に行ってみようということに。

 もちろんイカを買うだけでもいいのだが、昼食をそこでというプランにしてみたが、いつものことながら、何を頼めば良いか迷う。というのも、メニューはかなり無数に掲示されているものの、文字だけでは具体的イメージが湧かないと共に、売り切れとかがたくさん出ているので何が売り切れなのかどうかもわかりにくい部分もあって。
 また、ここは漁協直営と言うことで、一般のお店のように案内されてっていうのを期待しているとちょっと違う。忙しく立ち働いている店員が多いので、がっちり引き留めて注文を効いてもらわないとなかなか注文が通らなかったりするわけで・・・だから、どれがおすすめかとかも聞きにくいとかあって、総じて、安くて旨いが、苦労なきにしもあらずなところである。

 いやー、暑かったので、トコロテンをば、まず。さっぱりしていて美味しいし、地元保田産のテングサ使用というのがいい。少々荒切りであったが、そこが手作り感がいいとも言える。
 350円は普通の価格か。
 

 私はつちくじらのカツ定食を。950円に定食260円をつけて、1,210円。くじらと言えば、外房の和田が捕鯨基地であり、そちらにまで食べに行く方が良いかなというところだが、ばんやは、和田の外房捕鯨のくじら肉をお土産にしているからして、どうやら外房のツチクジラを使っていようという推定もあるし、ここでくじらカツを食べられるのは初めてであり、今までは売り切れが多かったと思うので、頼んだ次第。

 くじらのくさみは感じられるが、それを味と見るかくさみと見るかはそれぞれなので、私は美味しくいただいた。
 くじら料理は昨今は概して高いので、それなりの価格と言えようか。


 妻が食べた地魚の海鮮丼。どのような魚種かはよく分からないが、わけてもらったものは旨いものが多い。さすが、漁協直営というところ。酢飯の作り方がちょっと・・・な部分を除けばとても旨いと言えよう。

 総じて、ばんや・・・美味しかった次第だが、それなりに慣れた方が行かないと戸惑わないとも限らないところとも言える。

 帰りは、イカを買って帰った。