NHKを見ていたら、山梨県がこのたびの大雪で陸の孤島となったことを報じていた。
高速道路の通行止めと一般道の通行止め・・・これがNEXCOと警察の管轄の違いで情報共有されておらず通行止めが遅くなったことも道路がふさがってしまった要因と分析されていたが、それもそうなのかなと思いつつ、もうひとつ考えたことがあった。
山梨県は、確かに、侵入する道路が少ない。数えるほどである。実際行ってみても、どの方面から行くのかというのが数えることができるくらいである。
しかして、その入りにくさが、天然の要害としての意味を持った時代があったわけだ。
戦国時代などは、どこから攻め入られるか分からない至便な土地よりも山梨県、すなわち甲州はかなり強い土地だったに違いないことは容易に想像が付く。
戦国時代の甲州の雄、武田信玄が活躍できたのも天然の要害ゆえである事は自明だろう。
しかして、天然の要害である所以の、道の少なさが、今回は裏目となったわけだから、物事、表裏あるものだと思った次第。
死者も出たほどの雪害であった。被害に遭われた方には本当にお悔やみ申し上げます。
山梨県、いい温泉もあるのも知っているし、美味しいフルーツがたくさん採れるのも山梨である。がんばってほしいところです。