今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

奈良井宿を歩いた

2016年4月30日の日記です。

 今旅をしている。長野県は塩尻市にある奈良井宿というところに来た。

 以前の職場の上司がとても良いと絶賛していたところで、・・・その上司とは職場が違って離れることになりしばらく経つが、今回来ることができた。
 昔の街道筋で言えば中山道沿い、木曽路沿いである。
 要するに交通アクセスは悪いところが、その分とても宿場町の雰囲気を残していると思われる場所。


 なるほど、ここまでの旧来の宿場町の雰囲気を残しているところは希有ではなかろうかと思う。
 十返舎一九の「東海道中膝栗毛」でつとに有名な東海道は宿場町が、首都圏であれば品川なり川崎なり神奈川なりいろいろあるが、どこも一部分にその片鱗を残すのみでここまで雰囲気が残っているところはない。開発されてビルなりが建っている場合がほとんどだろう。
 しかして、ここは五街道の宿場町としての雰囲気を化石のごとく残しているところで、素晴らしいと言えよう。

 いやいや、日本国内と言えど知らないところがまだまだある。そう思った。