今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

ウイスキーはブレンデッドだって美味しいよ

 さて、最近は週末のウイスキーのワンショットが楽しみで仕方がない。数本シングルモルトが貯まったので、何を飲むかとか思うとね、ワクワクできる。

 

 ウイスキーは最近流行りで若い人とかももしかしたら通ぶってシングルモルトはとか言っているかも知れぬね。

 

 私は長年、酒と言えばウイスキーと思って飲んできた。量は今も昔も飲まないけどね。

 多分に父の影響が大きい。父はビールを飲んで、ウイスキーを嗜んでいたから。父が洋酒党だったから私も見よう見まねでウイスキーを嗜み始めたんだ。

 学生時代は宮城県は仙台にいて、ニッカの宮城峡蒸溜所が近かったから、その若い頃からウイスキーの蒸留過程を見学で学べたってのは今思えば貴重だったと思う。

 その後北海道にも住んだので、ニッカの余市蒸溜所も行き、若い頃に友人が山梨に住んだのでその案内でサントリーの白州蒸溜所に行き、これらは20代のうちに。最後に課題になっていたサントリーの山崎蒸溜所には30代初頭に行っている。

 この語りなんかで語っているね。

 

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 今じゃ、山崎のエイジもの、12年とか入っているものはプレミア価格じゃないと買えもしないが、その頃はウイスキー人気低迷期で12年ものの原酒なんて買えているよね。すごいと思う。

 

 ここまでつらつら、ジャパニーズウイスキーを中心に蒸溜所を巡りつつウイスキーを嗜んできたことを、少し自慢げに語ってきたが、実はシングルモルトなんて大真面目に勉強し始めたのは最近だということ。もしかしたら、シングルモルトブームで通ぶってそれを語る若者と大して変わらぬかも知れぬということ。

 

 閑話休題

 

 私のウイスキー趣味は妻には少し受け入れられているようで、酒屋には快く付き合ってくれているよう。私の生涯の趣味、IT関係で長い時間電器屋にいると付き合うのは妻には苦痛のようで文句を言われるが、ウイスキーの棚を眺めるのは別にいいみたい。

 妻がこれは?と差して、あ、それはブレンデッドだからと私が言うと、妻がブレンデッドだからってよくないみたいに言うけどと言われてハッとした。

 だって、最近になってシングルモルトに手を出す前は、長年のウイスキー嗜みで飲んできたのはほとんどブレンデッドウイスキーだったのだから。

 ブレンデッドとは、大麦100パーセントのモルトウイスキーと、モルト麦芽入れるがその他雑穀を発酵させて作るグレーンウイスキーを混ぜたウイスキー。グレーンが格段に安く作れるからブレンデッドの方がシングルモルトよりも全然安い。だから私が若い頃にも手が出せたんだよね。

 安いからうまくないってことは決してないことを思い出した。

 最近、本格的に飲みは始めたシングルモルトはやはり尖っていて飲みづらい。私はウイスキーを飲みつけているからピート香強いアイラモルトも飲めたし、慣れてきたけどね。やはり初心者ならブレンデッドウイスキーの方が格段に飲みやすいし、ジャパニーズウイスキーの祖、竹鶴正孝氏も著書でそう言っているしね。グレーンウイスキーが混ざると少し甘みが出て

 ただ最近、シングルモルトしか探していないのは酔いを求めて量を飲むよりも、ウイスキーの原点を知りたくてブレンドされる前のモルトを飲んでいる次第で、勉強だよね。

 

 妻に言われてハッとして、これじゃ、ウイスキーだったらシングルモルトじゃないとねとかイキっている若者と同じじゃないか。

 そこで、ブレンデッドのウイスキー仕入れ始めた。

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 フロムザバレル・・・今じゃ手に入りにくいニッカのブレンデッド。

 

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 やっぱりうまいよね。独特の甘みを持ったブレンデッド。

 

 ま、ブレンデッドに始まり、今は、シングルモルトを勉強しているという次第。