今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

正月はマグロだって誰が決めたんだろう、それは、もてなす思いなんじゃないか

 昨年末には静岡県を旅していた。

 マグロの一大水揚げ港たる焼津に投宿したので、せっかくだからとマグロの卸の店に行かんとしたが、大混雑で入れそうになかったので諦めた。

 まぁ、大晦日だったので、正月に向けた食材としてマグロを買わんとした人が多かったということだろう。私もご多分に漏れないのだが。

 まぁ今年はおせちとか頑張らないと決めていたので、すぐに諦めたのだが、まぁ、おせちの縁起にも、マグロはない気がする。そもそもおせちの縁起とかは江戸時代あたりに固まったものかなと推測するが、江戸時代にはマグロは高級魚ではなかったらしいし。そう、コールドチェーンができていない頃、マグロは足が早くて、劣化してしまい美味しくなかっただろう。

 

 おせちの縁起としての正月料理ではないとすると、正月にマグロというのは、久々に会える親族をもてなすために、今や高級食材のマグロを用意しよう。そういう思いなんじゃないかなと推測する。

 実は、正月とマグロの関係をググってみたがなかなかピンとくる話もなかったのでそういう推測に至った次第。

 だから、高級食材として、マグロに限らず、カニだっていいわけだ。

 

 そういえば、妻の実家でカニを正月に振舞ってもらったこともあるし、祖父の家に孫の私が正月に行くと、いいマグロを市場から買ってきて振る舞ってくれたことを思い出す。

 

 まぁ、妻と私の二人の正月は無理してマグロとか言わずに焼津では諦めて帰ってきたが、開けて1月7日。横浜市中央卸売市場本場の水産棟の開放日だったので行ってきた。素晴らしき本マグロが格安で仕入れられた。最後だからとまけてくれたことも嬉しい。

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 いやいや、素晴らしく美味かったね。

 あえてもてなす相手がいないなら、需要が上がり値が高い正月に無理してマグロを食べなくても少しずらして食べるのはありだぞと思った次第。