小学校の頃かな、社会科の勉強をしていて後ろの索引を見ていて、坂東太郎という名前があるなぁと多分声に出したんだろうね、武将か何かかなと。そうしたら、父親が、そりゃ利根川だよと笑いながら教えてくれたことをよく覚えている。
利根川・・・関東平野を流れる一大河川だがそれを擬人化して、坂東太郎と称したということだろう。それでぴしっと私の頭におさまり、50歳になった今もよく覚えている次第。坂東太郎は利根川。
とまれ、茨城県の方に行くと、「ばんどう太郎」というファミレスめいたレストランをよく見かける。神奈川とかでは見かけないので、ローカルなレストランに違いなしと思っていて、行きたく思っていたがなかなか機会がなかったが、先日、ここでも語ったが茨城の牛久大仏を見に行った時に、そう言えばここは茨城県ではないかと、食事もしたくなったので、その近くの、ばんどう太郎に初めて行けた次第。
なんか居住まいが立派なレストラン。キャラクターが武将の絵だが、坂東太郎とか言っちゃうと名を馳せた武将にも思えるが、利根川だからね利根川。まぁ、父に言われたことを思い出しつつ。ただ、このお店の名前は、ばんどう太郎、坂東をひらがなで書いているから、利根川とは限らなくても良いのかも知れない。
うどんがすごく美味しそうだったので、私は鍋焼きうどんを。妻は、味噌煮込みうどんを。味噌煮込みうどんは、中京圏の名物たる八丁味噌を使っているらしく、いやいや、それは岡崎とかでも買ってきたことがあるし、坂東のものじゃないじゃないかと、私は鍋焼きに固執したのだが、実は味噌煮込みうどんの方が人気らしく、そうだったのか・・と思った次第。妻のを食べさせてもらって、なるほど、味噌煮込みの方が特色があるなと思った次第。
お値段は結構張るが、かように、鍋も立派だし、見えないが、固形燃料で熱してくれているんだよね。そして、野菜が多く種類も豊富で健康的で、とても美味しかった次第。
ばんどう太郎、地元の神奈川の方にも浸出してきて欲しいが、やはり、茨城近辺のものなんだろうなぁとか思いつつ。
茨城県境町が出自のレストランのようだ。