中年になってひさしい昨今、どうも冴えない話ばかりしている。
端的に言えば愚痴である。
まぁ、身体も頭も衰えを隠せないのは避け得ず、ワカイモノに押されてきたりすることは必定で、浮いた話になりにくいのは当然かも知れぬが・・・
とか
とか語っていると、どうも自分がみすぼらしくなる気がして、一念発起して久しぶりに国家資格にチャレンジしてみることにした。数え切れないほどの国家資格を取ってきたとか先の語りでも豪語してしまっているが、まぁ、実際国家資格はかなり持っているわけだが・・・努力したってさとか拗ねるだけではなく、真っ正直に努力してみようかと。
妙な情実とかない分、資格試験は正直だから、真っ正直に努力する甲斐はあろう。
チャレンジしたのは消防設備士の甲種第４類というもの。
消防設備も多岐にわたるのであるが、４類は自動火災報知設備等を扱える消防系の技術系資格。甲種があるということは乙種もあるのだが、乙種は点検・整備にとどまるのに対し、甲種はそれに加えて工事もできるということ。
私は消防系の技術資格としては危険物取扱者の最上位資格たる甲種危険物取扱者を所持しているから、消防設備士もできれば甲種から取りたいなと、一番需要のある４類の甲種を考えて、もう５年位前にテキストとかは買っていたのだが、学科はともあれ、実技科目があるのがネックになっていて受験に踏み切れないでいたんだ。
しかし、なんかあまりにも報われないこと多く、このままグレてしまっては終わるなと思い、１２月初旬の申込ギリギリに申し込んだ。そして２月初旬の試験。
私の地元神奈川県では年に２回くらいしかないから貴重な機会だ。
学科はなんとかなると思ったんだけど、数年前からパラパラ見ていたが本格的に取り組めなかった実技、製図とか鑑別なんだけど、これはマークシートで選ぶ選択式じゃなく、図を書いたり記述したりするものだから、実力が真にないと正解できない仕組みで参った。数ある資格を取得してきたが、これはなかなか・・・。
電気工事士の資格を取った時に、妻が不器用な私が一生懸命工作しているのをほほえましく見ていてくれたようだが、この実技も大変だったが、今回の製図とか記述もなんか・・・大変だった。
電気工事士の資格があるから、この甲種第４類消防設備士の資格も受験資格もあれば科目免除も受けられるんだけどね。製図っていうのも配線図とかなんだけどね。
およそ正月を挟んでの２ヵ月くらいの期間しかなかったけど、かなり一生懸命やったんだよね。なんかそこは妻も認めてくれていた。
休みとか勤め帰りとかにもマクドナルドとかに行って、勉強したりしてね・・・
そう、老眼まっただ中なので、マクドナルドの明るさが助かった話。
そんな感じで、試験に挑んだんだが、自信満々というわけでは決してなく、いつ以来だろうという記述式、また、製図なんかしたこともあまりない中での製図試験。
老体にむち打って、行ってきたんだが・・・
国家試験は真っ正直に努力していい公正さがあるよと思ってのチャレンジだったんだが、落ちたら落ちたで努力不足が如実にあらわになることを思えば、なんか恐ろしくもあり、なんでこんなチャレンジをしちゃったんだろうとか思いながらも、なんか、妻はやっている私をがんばったじゃないと褒めてくれた。
そして、合格発表があったんだよね・・・
え？？なんか少なくない？
少なくとも僕がいた教室、大学の大教室にかなり人数いたと思うんだけど・・・
なんか、目をそらすって、ういういしいことをしてしまったよ。
ドキドキ・・・ひさびさにこんなにドキドキしたよ。
だって、なんかちょっと人生かけて、グレないために受けたのに、これで落ちていたらさぁ・・・
うん？僕の番号・・・あるよね、うん、あった。
でも前後の番号とか飛んでいるし・・・いやー、あって、よかった、色々な意味で良かった。
よかった。ほっとした。たまにはこう言う緊張感があってもボケ防止に良いだろう。
そして、情実だなんだとに振り回されずに、努力が正直に出てくれたことに感謝したい。まだ、俺、いける・・・生きていける。
妻も大いに喜んでくれた。
こんな図を書いて練習したりしました。
ヤクルトを買っているんだけど、ヤクルトの販売員さんがくれたんです。
これに書いて勉強したりしました。ヤクルト優勝したんでしたっけ？野球は見ないので分かりませんが、こちらこそ応援ありがとう(^-^；
