今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

ホットケーキを一枚目からきれいに焼けた ~ホットケーキの道は50年近くにも及ばんか~

 さて、休日の昼下がり、ホットケーキを焼いてみようかなと思った。

 

 ホットケーキは幼少時から思い出のある料理である。

 幼少時から結構食べる方だった私は自分でホットケーキを焼いたりしていたものだ。卵と牛乳とホットケーキ粉があれば、それらをボウルで混ぜて焼くだけなので、幼少時の私でも比較的簡単に、なかなか大量に作れるしよかったのだ。新たに買うのはホットケーキ粉だけで済んだし、それで大量に作ることができたから。

 そんなことで、私の料理自作の事始めがホットケーキ作りだった気がする。

 

 誰に教わったわけではない。母が作っているのを見ていて、あとは、ホットケーキ粉が入っていた外箱の説明書きを読んで独学したというところか。

 

 子どもでも作れる簡単な料理でありながら、なかなか奥が深いのだ。

 

 その奥の深さが一枚目を美味く焼くということ。

 

 今回まで一回目を美味く焼くことができなかった。だいたい、焦がしてしまうのだ。

 思うに、お腹が空いていてすぐに食べたいという意識から火力を上げすぎてしまうからだろう。また、油を引いてしまうとより温度が上がりすぎてしまい焦げやすくなる。

f:id:small_editor:20231028153321j:image  さて、今回焼いたもの。これで一枚目。裏返した感じ。いい感じの焼き色ではないでしょうか?

 だいたい2枚目以降はきれいに焼けることが多いのだが、それはフライパンに熱が均等に行き渡っているからだろう。

 そう、焦げるというのは急速な加熱が原因なのはもちろんだが、きれいに焼き上がらないのはガス火のあたり方のムラでフライパン全体に熱が均等に行き渡っていないことが原因とも思われるのだ。

f:id:small_editor:20231028153318j:imageそこで登場するのがこの濡れ布巾。ホットケーキ粉の説明にも出てくることが多いが、一度加熱したフライパンを濡れ布巾の上に置き少し冷ますことでフライパンの熱の偏在を解消し熱のムラを減少させることができるのだろう。

 そうしてから焼くことで焼きムラが少なくできるということだと思うのだが、さすがにホットケーキ粉の外箱にその理由までは書いていないので推測にはなるのだが。

 

 ということで、急速な温度の上昇をもたらす油は敷かずに、いったん加熱した鉄フライパンをきっちり濡れ布巾で冷ましてから、弱火で焼いて先の写真画像のようなきれいな焼き色のホットケーキを焼けた次第。

 初めてじゃないかな、一枚目でここまでうまく焼けたのは。

 

 幼少時、小学校の頃からやっていたであろうホットケーキ作りで、50歳を過ぎてようやっと一枚目をうまく焼くことができた。

 どこまで、ぼーっと生きていたんだということもあろうが(^-^;

 ここまで考察してうまく焼けた時の満足感は大きい。ホットケーキの道も奥が深いものだと思った次第。