今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

刃物を研げると色々良い

新聞記事を読んでいたら、神奈川県は逗子市の現市長が若い頃に手習した包丁研ぎが趣味でうまくやれるのだと語っているのを知り、妻にその旨を話しかけたら、「あら包丁研ぎやってくれるの?」と嬉しそう。

確かに我が家では砥石を使っての包丁研ぎは私がしている。私の趣味の釣りで、釣果の魚を捌くために鋼の包丁を導入したのがきっかけで数年前から私が砥石を買っての包丁メンテナンスを買って出ているんだ。

どうやら話しかける直前にトマトを切って切れ味に悪さを感じたからだそうだ。

なるほど、包丁研ぎ器の実演販売でもトマトをスパッと切って見せるのはよくやる話で、包丁の鋭さの指標になろう。

 

ではではと、砥石を取り出し、水に漬けて十分に水を含ませた。洗面器に水を張って泡が出るうちはまだ使っちゃだめだ。泡が出なくなるまで浸す。

滑り止めに濡れ布巾を敷いて研ぐ。東京の道具街の河童橋で買った包丁だからいいものだよね、ステンレスとはいえ砥石で研いでも簡単にだめになる代物じゃなかろうと信頼して妻の使う包丁を研いだ。

 

結果、かなり切れ味が上がったようで妻が喜んでくれて良かった。

自分の趣味で修練した技能が妻にためにも役に立つのは非常に良い。

ずっとゲームをしていて家事も手伝わないで妻の怒りを買う夫像よりはよほど良いということ。

 

さて、もう少し目が細かい砥石の面を使って、先日来愛用している日本剃刀の研ぎをしてみた。まぁ、包丁も研げるから同じ感じで研げようと日本剃刀を導入したのだが、初めて研いでみた。後刻肌に当ててみたが、まぁ良くなったのかな。

 包丁研ぎは皆することだから情報が多くあるが、日本剃刀はほとんど普及していないことから、情報が少ない。どのくらいの番手の砥石を使えばいいかも定かにはわからず。

 ただ、まぁ、ある道具でやってみようかと。

 

 という感じで刃物が砥石を使って研げると色々良いよという次第。